音楽

2009年10月12日 (月)

いろいろ惜しすぎるが次につながってほしい1枚。:CD感想文

 ロシェット姉さんがペアに転向する記者会見を行っていました。夢で。

 これから五輪シーズン本番だってのに、我ながらなんとも意味不明というかキケンな夢を見たもんだ。
 (原因はハッキリしてる。ジャパンオープンのキス&クライでポッチャマのぬいぐるみにトリプルツイストをかける姉さんを見たせいだ)
 もちろん現実の姉さんはシングルでムキムキと絶賛活躍中です。今シーズンも応援しますよ!

 しかしながら、あいにくと相方の男性の顔を見落としてしまいました。見たかったなー、何たってロシェット姉さんにリフトされるひとの顔ですからね。 え? なにか間違ってました?

 

------------------------------------------------------------

 

『STAY~夜明けのSoul~』/GARNET CROW

STAY~夜明けのSoul~ Music STAY~夜明けのSoul~

アーティスト:GARNET CROW
販売元:GIZA
発売日:2009/09/30
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  1. Hello Sadness
  2. 百年の孤独
  3. 花は咲いて ただ揺れて~album ver.~
  4. Elysium
  5. Doing all right
  6. ON THE WAY
  7. Stay
  8. 日々のほとり
  9. 夢のひとつ
  10. Fall in Life~Hallelujah~
  11. Rainy Soul
  12. 恋のあいまに

 おすすめの曲目を、赤字で示しています。

 

 いつも割とフマジメにやってますが、今回かなりマジです。
 かなりの長文ですが、どうぞ。

 

続きを読む "いろいろ惜しすぎるが次につながってほしい1枚。:CD感想文"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 3日 (木)

ピコピコりえふぅ。

 今回から文章を2分割して追記形式にしてみました。一番下の《続きを読む》をクリックしてくださいね。

----------------------------------------------------------

『URBAN ROMANTIC』/Rie fu

URBAN ROMANTIC Music URBAN ROMANTIC

アーティスト:Rie fu
販売元:ソニー・ミュージックレコーズ
発売日:2009/04/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  1. Someting In My Head
  2. Sunny Days
  3. Hey I'm Calling Up!
  4. ビジネス
  5. あなたを想えばあふれる涙
  6. Romantic
  7. Drummy
  8. She Can't Say No~ノーと言えない女~
  9. Money Will Love You (English version)
  10. いつかこの道の先に~All The Way~
  11. PRESENT
  12. SUKI
  13. Romantic (Strings version)

   おすすめの曲目は、赤字で示してあります。

 

 

 新人ミュージシャンが末永い活動を続けていけるか、その是非の分かれ目として、「アルバム3枚までは勢いでいける。4枚目からが本当の勝負どころだ」というのはよく聞くハナシ。
 今年の3月にはやデビュー5周年を迎え、まっさらの新人と言い切るにはちと無理のある(余計なお世話)Rie fuもまたその例外ではなし。そんな彼女の勝負の4枚目であります。

続きを読む "ピコピコりえふぅ。"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月23日 (土)

"鳥かご"から"巣"へ。

 時間がない! まだ世界選手権のペアとアイスダンスはろくに見てすらいない栗ご飯です。まったくこんなことでは見る余裕が出来るころには次のシーズンが始まってまうわ。

 まあ、オフシーズンの楽しみが増えると思えば、ね。発想の転換です、ってことで。

 そんなわけですから今日は、久しぶりのCD感想文いってみたいと思います。つっても最近は音楽も新しいのが聴けていないので(泣)、去年の9月に発売になったやつです。はやく時代に追いつきたいものだわ。

---------------------------------------------------------------

 

『Sweet Nest』/コトリンゴ

Sweet Nest Music Sweet Nest

アーティスト:コトリンゴ
販売元:commmons
発売日:2008/09/10
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  1. me & my bird prince
  2. closet
  3. おいでよ
  4. me.ga.ne
  5. classroom
  6. summer
  7. 帰り道
  8. デイジー
  9. だいすきなひと
  10. きみはジーニアス
  11. ふれたら
  12. to stanford

 赤色は、おすすめの楽曲です。

 

 まず彼女のプロフィールをおさらい。

  • 1978年生まれ。
  • 神戸の音楽大学卒業後、ボストンのバークリー音楽大学に進学。
  • 卒業後は、しばらくニューヨークで武者修行。
  • 2006年3月に、坂本龍一の『RADIO SAKAMOTO』で自作曲がオンエアされ、それがきっかけで同年11月に「こんにちは またあした」でメジャーデビュー。
  • ちなみに、アーティスト名は自分のペットと好物から。

 坂本龍一に見出されたとあって、なるほど教授の元奥さん・矢野顕子にも通ずる奔放さ。矢野顕子をもっとメルヘンちっくにした感じです。

 2007年6月の1stアルバム、2008年1月のミニアルバムを経て、今回が2ndアルバム。今回から坂本龍一のプロデュースを離れて、完全セルフプロデュースに移行しました。

 いやぁ、イイです! (ってなにこの直情的な感想は)

 構成上はAメロ→Bメロ→サビという基本をいつになくしっかり踏襲していて、制約は多くなっているはずなんですけど、曲想が今まで以上に自由。というか、これまではホントに「即興で作って、そのまんま録って出し」という感じで、ムダが多かったりダレてしまう部分があったところに、しっかり刈り込みが行き届いていて、整理整頓されてすっきり。

 なおかつ曲がシンプルになったおかげて、改めて彼女のピアノテクが浮き彫りになって一石二鳥。そしてドラムはじめ、生演奏を積極的に取り入れたおかげで、曲が土台からしっかりした印象になりましたね。1stアルバムの曲たちは、まるでちっちゃい子が思うままにブロックを積み上げていったようなあやうさと無邪気さがあって、それはそれでいい魅力でしたが、今回の曲たちは強いよー。可愛らしくマスキュラ(muscular)。プリティマッチョ。

 曲調もまた、懐が広い。ジャズからの影響をダイレクトに反映した「me & my bird prince」「classroom」、性急なドラムで疾走感を演出「closet」「おいでよ」、打ち込みを多用したキラキラなサウンド「me.ga.ne」「ふれたら」etc... おおはた雄一氏とクラムボンのミト氏が参加した「デイジー」「ふれたら」もすんなりアルバムに溶け込んで◎。

 中盤、6・7曲目あたりが少し間延び気味かなーという気がしないでもないですが、全体的にはやはり、時間を掛けて己の音楽と向き合ってきた人ならではというか、若いアーティストとは明らかに性質の違う魅力であふれていて、とても満足。それでもなおかつ、今後も大化けしそうな将来性も秘めていて、興味は尽きません。

 おすすめです、コトリンゴ。

 

------------------------------------------------------------

P.S. お手にとられます際には、ぜひ歌詞にもご期待くださいな。詳細はゼヒ実際にお聴きになって!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月11日 (日)

内容にゃ関係ないが・・・セコい。:CD感想文。

 東京バレエ団の『眠れる森の美女』観てきました!! 1月9日、吉岡美佳と後藤晴雄がオーロラ/デジレ王子の回です。カラボス役のウラジミール・マラーホフは傍で見ていて、とんでもなくノリノリ。初めての悪役がホントに楽しかったんだね、と心の中で話しかけました。女装して嬉しそーーーに好き放題やってる姿が物凄くそれっぽかったので、今日から彼のことを「バレエ界の野田秀樹」と呼ぼうと思います。

 グランプリファイナルを背中のケガで途中棄権したタニス・ベルビンとベンジャミン・アゴストが、今度は全米選手権を欠場するそうです。加えて、飲酒運転で相手を死亡させたマキシム・スタヴィスキーが、結局執行猶予が認められずに2年6か月の実刑判決。2組ともしっかり乗り越えて戻ってきてね、としか言えませんが、ちょっと暗いニュースのスケート界です。

 あいや、そんなときでもこの人はどこまでもプラス思考でした。ステキです。

 ところ変わって、今日は新年一発目のCD感想文でーす。

--------------------------------------------------------------

『ケセラ』/中山うり

ケセラ Music ケセラ

アーティスト:中山うり
販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2008/11/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  1. 次の駅はパラダイス
  2. 夕焼け空に摩天楼
  3. 雨晴れ曇り
  4. 夢を売る男
  5. マルガリータ
  6. 黒猫・白猫
  7. 夏祭り鮮やかに film ver.
  8. ショートカット
  9. 夢を忘れたあなたへ
  10. 生活の柄
  11. カーニバルの午後
  12. 青い夜

 赤字で示した曲目は、管理人がおすすめする楽曲です。

 

 デビューから1年半たって1stアルバムというのは最近のミュージシャンにしては一見スローペースですが、なにしろ間にミニアルバム3枚も挟まってんだから仕方ない。むしろ姐さん出し過ぎやで、とでも言ってやりたいくらい。

 リリースの間隔がそれほど開いていないので、それほど急激な作品性の変化というものはないけれど、一作ごとに収録曲を厳選して、アルバム全体の雰囲気を微妙に変えてくるあたり、確かなプロダクションセンスを感じさせて◎。これが美容師と歌手の兼業農家の真価?(違うと思う)

 『DoReMiFa』でノスタルジーを、『エトランゼ』ではエキゾティシズムをそれぞれ最前面に押し出して、『夏祭り鮮やかに』ではタイアップ先の映画を意識したコンセプトで仕立て、今回の1stフルではよりパーソナルな曲作りを重視・・・という流れ。歌謡曲の影響をそこかしこに感じるメロディーは『DoReMiFa』に通じる部分があるものの、あちらがどちらかというと無国籍かつタイムレスな空気をたたえているのに対し、こちらは「現代」の「東京」を匂わせる楽曲が並びます。

 中山うりという人は、歌う際に曲の世界に入り込み過ぎない、言ってみれば「主演女優」よりも「語り部」としての存在感を強く感じる歌い手ではありますが、今回は彼女自身のことを歌っているようでもあり、架空の物語のようでもあり・・・・・・。「地に足のついた浮遊感」とでも言うような、独特の空気をまとっているところが新境地を感じさせていて、実に不思議な手触りです。

 その内容も、おなじみのジプシー音楽やタンゴをベースにした楽曲をはじめとして、実に豊かです。「マルガリータ」は得意のカリビアンなリズムをベースにしつつ、よりR&B寄りのアプローチでメランコリックな表情を演出。「夕焼け空に摩天楼」ではゆったりとしたメロディーに、マーチ風の細かく刻むリズムを合わせることで大きなスケール感を作り出しています。

 そしてなんといっても白眉は、原マスミの「青い夜」のカヴァー。アフリカ音楽+バロック+アコーディオンとでもいえばいいのか、もうプログレとかミクスチャーとか、どういう言葉で形容していいのかわからんほど、大いなる混沌と安らぎを感じます。原マスミというと、今まで「よしもとばななと仲良しのミュージシャン兼絵描きさん」くらいの認識しかなかったんですけど、ちょっと聴いてみよう・・・と思いました。

 

 そんなわけで、総じてなかなかの力作であります・・・・・・が、実はちょっとした問題がああるんですねぇ。

 こちらは4月に発売されたミニアルバム。このミニに収録された新録曲が「夏祭り鮮やかにfilm ver.」「カーニバルの午後」「生活の柄」の3曲。次に上↑にある本アルバムの曲目リストを眺めてみますと・・・・・・

 ぜ ん ぶ 入 っ て る

 だれ こんなお客さんに優しくない商法考え付いたの(答:みんなやってます) いけませんねぇ、レコード会社が自分の子供を粗末にするようなマネしちゃ。まんまと両方買ってしまったわたくしとしましては、これが微量でも、うり坊の活動資金になっていると思ってじっと我慢するしかありません。 でもあの1835円が今手元にあれば・・・と、ビンボな学生さんの夢は無限にふくらむのです くそー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月20日 (土)

年末だから音楽シーンを振り返ってみよう。

 日曜日のグランプリファイナルCS放送まで間があいてしまうので、もう12月ですから今年の私的音楽シーンを振り返るべく、購入したCDを並べてご紹介してみようと思います。

 今年購入したCDは全部で15枚でした。まあまあ平年並みです。

それではあいうえお順に。

------------------------------------------------------

・『Tsuki』/Annekei

Tsuki Tsuki

アーティスト:アンナケイ
販売元:ZAIN RECORDS
発売日:2007/06/06
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 デンマーク出身・NY発のオーガニック系シンガー。しみるー

 くわしくはこちら

------------------------------------------------------

・『LOCKS』/GARNET CROW

Locks Locks

アーティスト:GARNET CROW
販売元:GIZA(J)(M)
発売日:2008/03/12
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 リハビリ中です。多くは語りますまい。

 くわしくはこちら

------------------------------------------------------

・『episode~桜の木の下で~』/Gulliver Get

episode~桜の木の下で~ episode~桜の木の下で~

アーティスト:Gulliver Get
販売元:GIZA(J)(M)
発売日:2008/03/12
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 京都在住の五人組バンド。ジャズにロックになんでもこい。ボーカル・アヤヲ嬢の華奢な身体して立派なゴッドねえちゃんぶりには萌えるね、いや燃えるね。

-------------------------------------------------------

・『CARAMEL BOX SOUNDBOOK 'OPENINGS'』/演劇集団キャラメルボックス

〜演劇集団キャラメルボックス・オープニング曲集〜 〜演劇集団キャラメルボックス・オープニング曲集〜

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

 今年結成23周年の長寿(?)劇団キャラメルボックスの舞台オープニングを飾った曲たちをコンパイル。スザンナ・パリージの「Last Train Home」とニック・カーショウの「THE RIDDLE」、SCUDELIA ELECTROの「さよならノーチラス号」はマストね。

-------------------------------------------------------

・『Nemurugirl』/コトリンゴ

nemurugirl nemurugirl

アーティスト:コトリンゴ
販売元:commmons
発売日:2008/01/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 フシギ系ジャズシンガー、坂本龍一プロデュースのミニアルバム。ひたすら「ふわふわ」を連呼するだけの6曲目「ふわふわsong」がキテます。

--------------------------------------------------------

・『Sweet Nest』/コトリンゴ

Sweet Nest Sweet Nest

アーティスト:コトリンゴ
販売元:commmons
発売日:2008/09/10
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 セルフプロデュースによる2ndアルバム。実は買ったばっかでまだ聴いてないのだ。詳細は後日。

---------------------------------------------------------

・『ピアノロマン』/Chicago Poodle

ピアノロマン ピアノロマン

アーティスト:シカゴプードル
販売元:TENT HOUSE
発売日:2008/06/04
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 京都在住の三人組バンド。これまたジャズ系ロック。私はどうやら京都発のバンドに弱いらしい。実はこれも買ったばっかだったりするのだ。

---------------------------------------------------------

・『竹井詩織里ベスト』/竹井詩織里

竹井詩織里 ベスト 竹井詩織里 ベスト

アーティスト:竹井詩織里
販売元:GIZA(J)(M)
発売日:2008/02/06
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 GIZAお得意の「別名:冥土の土産ベスト」。2月にこれが出て以来、何一つ音沙汰なし。業界屈指の美声に明日はあるのか?

---------------------------------------------------------

・『夏祭り鮮やかに』/中山うり

夏祭り鮮やかに 夏祭り鮮やかに

アーティスト:中山うり
販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2008/04/02
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 新曲すべて下のフルアルバムに再録されました。ならばこのミニをリリースした意味は一体・・・?

 くわしくはこちら

----------------------------------------------------------

・『ケセラ Que Sera』/中山うり

ケセラ ケセラ

アーティスト:中山うり
販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2008/11/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 アコーディオン抱えたシンデレラ、初のフルアルバム。より歌謡曲臭が強固に。これも詳細はまた今度。

----------------------------------------------------------

・『鳥のシシリアーノ 新実徳英ヴァイオリン・ソングブック』

新実徳英/新実徳英:ヴァイオリン・ソング・ブック〜鳥のシシリアーノ 新実徳英/新実徳英:ヴァイオリン・ソング・ブック〜鳥のシシリアーノ
販売元:山野楽器
山野楽器で詳細を確認する

 そういえばヘルニアでお休み中のサラ・マイアーは欧州選手権には間に合うのか。 おしえてくれグリーン先生

 なぜマイアーが登場するのかわからない方はこちら

----------------------------------------------------------

・『二千花』/二千花

二千花 二千花

アーティスト:二千花
販売元:よしもとアール・アンド・シー
発売日:2008/06/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ロック×メルヘン。吉本興業のお手盛りレーベルだと思ってバカにしちゃいけません。

 そもそもバンド名が読めないアナタはこちら

----------------------------------------------------------

・『GAME』/Perfume

GAME GAME

アーティスト:Perfume
販売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ
発売日:2008/04/16
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 磐石。

 わたくしの文章力はぜんぜん磐石じゃありませんがこちら

----------------------------------------------------------

・『まっくらやみのにらめっこ』/ハンバートハンバート

まっくらやみのにらめっこ まっくらやみのにらめっこ

アーティスト:ハンバート ハンバート
販売元:ミディ
発売日:2008/06/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 2人組のトラッド~フォーク系ユニット。いい意味で攻撃的な曲が増えた気がしました。

 「罪の味」入れてほしかったよー

----------------------------------------------------------

・『アンドレ・プレヴィン指揮 白鳥の湖全幕』/ロンドン交響楽団

チャイコフスキー:白鳥の湖(全曲) チャイコフスキー:白鳥の湖(全曲)

アーティスト:ロンドン交響楽団 プレヴィン(アンドレ)
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2008/01/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 何を考えてこんな物を・・・・・・「スペイン舞曲」のテンポがちょっと遅くて物足りない。フィギュアスケーターで「ロシア舞曲」踊ってくれる人いないかな。面白いのが出来ると思うんだな。

----------------------------------------------------------

以上15枚、さわりだけ。相変わらずドメスティックなラインナップで自分が普段、いかに洋楽を聴かないかがよくわかりました。でも最近はスペインの80年代のミュージシャンにちょっと興味がいっていて、いろいろ買い込もうか迷い中です。

あとは秦基博と矢野顕子と熊木杏里も買いたいんだぜとか、クラムボンの原田郁子はアルバム出しまくりで追いつけないんだぜとか。そんな感じですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月31日 (金)

物語るR&B:CD感想文。

 あれよあれよというまにスケートアメリカも終わってしまって、今はもう村主姉さんが出場するスケートカナダが始まっております。

 アメリカ大会も、男子シングルはバンビが優勝という意外な結果で、早く感想なども述べたいのですが、なにぶんテレ朝チャンネル(スカパーですね)組は一週間のタイムラグがありますもので・・・痛いイタイ(T_T)

 女子はヨナ・キムがオニのよーなスコアであっさり優勝、ペア・アイスダンスもおおむね下馬評どおりの結果となったようですが、そちらのほうも併せて、映像が確認でき次第なんかチョコチョコ書こうと思います。

---------------------------------------------------------------

『CIRCUS』/SHY

SHY/CIRCUS SHY/CIRCUS

販売元:アサヒレコード
楽天市場で詳細を確認する

  1. DOUBLE LIMITS
  2. いつもときどき
  3. Nana
  4. 気持ち
  5. ラブソング
  6. ムジントウ
  7. 過食症baby
  8. ロープダンサー
  9. トビウオ
  10. After you

 赤字で示した曲目は、管理人がおすすめする楽曲です。

 このブログは、基本的に新譜もしくは管理人が最近になって聴いたアルバムを中心に紹介する、というスタンスでやっているのですが、今日はちょっとその趣旨から外れて、過去に聴いた作品の中から面白そうなものを引っ張り出してみたいと思います。なぜって?? お金がないから新しいCDが買えないんです(泣)

 このアルバムは2003年の11月発売なので、気がつけばもう5年も経っていることになりますが、今回改めて聴きなおしてみても、やっぱりこのひとは面白い。

 何が面白いって歌詞が面白い。言葉の選び方が非常にユニーク。例として、3曲目「Nana」と11曲目「トビウオ」の歌詞をリンク張っておきますので、ぜひ覗いてみてくださいね。’リスタート’がテーマの歌詞の中に1から6までの数字が隠された「Nana」、先陣をきって飛び出していくチャレンジャーの姿をトビウオにたとえた「トビウオ」、どちらも新しい世界に向かっていく決意をうたった歌ですが、隠喩やモチーフ使いの巧みさが光っています。そのほか、恋愛系の歌詞も多くものされていますが、いずれもありふれない言葉遣いが印象的な作品ばかりです。特に「崩壊しかけたカップル」「不倫」などを題材にとった歌における、ユーモアと皮肉と自虐の入り混じったエグい表現が秀逸(笑)。

 ジャンルとしてはR&Bやファンクがベースになっていますが、スローバラードからハードロックまで幅広く網羅しています。もちろん、R&Bやヒップホップでも、ロックやラテンなど幅広いジャンルを自分の音楽に取り入れてみせるミュージシャンは多くいますが、このSHYの場合は「取り入れる」なんて次元じゃなくて、あからさまにロック! ラテン! 一歩間違えばアルバム全体の統一感を乱しかねないレベルです。

 その雑多、ともいえるサウンドを束ねるのがSHYのボーカル。踊りながら歌うこともあるだけあって、切れ味のよいダンサブルな歌唱を聴かせてくれますが、よくディーヴァ系と呼ばれる歌い手にありがちな、

「私はブラックミュージック界のゴッドねえちゃん! あたしが主役!! ウァ~~~~~~~!!!!!(←ハイトーンボイス)」

的な(笑)ところがまったくなく、むしろちょっと古内東子っぽくもあるファニーボイスを活かして、「曲、そして歌詞の世界観を表現するための道具」に徹している印象があります。あえて前に出すぎず、一歩引いた視点で表現することで、アルバム全体に飄々とした雰囲気が漂っていて、「サーカス」というタイトルに、実によくマッチしているなぁと思います。(余談ですが、このひとの歌詞にはよく動物が登場します。それでタイトルも「サーカス」になったのかも)

 唯一の難点といえば、濃密に詰まった世界観のおかげで、少し聴き通すのに体力がいることでしょうか。ダメな人はまったくダメな気も・・・。ちょっと毒のあるメルヘンがお好きな方は、試してみてくださいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月12日 (日)

とりあえずシーズン始まるまでには書きたかったんだよね:CD感想文

 ようやくこのあいだ、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」のいちばん新しいやつが見られました。今回は歌モノが強力でしたね。他人の曲をアレンジしすぎる矢野顕子(byエハラマサヒロ)に撃沈されました。最近アッコちゃんの歌いグセがどんどん強くなってきて、半分ギャグみたいになっちゃってるなァと思っていたのですが、とうとうネタに取り入れる人が出てきましたか!

 ・・・と思ったらこのエハラさん、中学時代からアッコちゃんのモノマネを持ちネタにしていらしたそうで。先見の明・・・って、この場合当てはまらないか? だって別にこれで矢野顕子がブームになったわけじゃないからねぇ。

・・・・・・で、話かわって、本日は歌モノでなくインストです。

-------------------------------------------------------------------

 『新実徳英ヴァイオリン・ソングブック~鳥のシシリアーノ』

 /新実徳英・大谷康子

新実徳英/新実徳英:ヴァイオリン・ソング・ブック〜鳥のシシリアーノ 新実徳英/新実徳英:ヴァイオリン・ソング・ブック〜鳥のシシリアーノ
販売元:山野楽器
山野楽器で詳細を確認する

  1. 鳥のシシリアーノ
  2. 白のハバネラ
  3. お魚のブルース
  4. 黒のラフォリア
  5. 落葉の舞
  6. 雨のワルツ
  7. 青のロマンス
  8. ひばりマーチ
  9. 春のシャンソン
  10. 春のエレジー
  11. なぎさのワルツ
  12. そよかぜの子守歌
  13. 秋の紅
  14. 春に
  15. 風まわる
  16. 燃える赤
  17. ばらのパヴァーヌ
  18. Gのギャロップ

 赤字で示した曲目は、管理人がおすすめする楽曲です。

 というわけで、今回はいつものポップスとは、ちと毛色の違う作品を選んでみました。

 作曲者の新実徳英は、主に合唱曲の作曲で有名な方ですが、このアルバムは、その合唱曲のなかから彼自身がセレクトして、「バイオリン・ソング・ブック」として新たにリアレンジしたものです。(ヴァイオリン演奏:大谷康子 ピアノ伴奏:榎本潤)

 スケートファンの方なら(そうです、実はまたしてもスケート発の話題です)、新実徳英という名前を聞いてピンと来た方もいらっしゃるのではないでしょうか。というのも昨シーズン、スイスのサラ・マイアーが「黒のラフォリア」と「秋の紅」をフリースケーティングのプログラムに使用しているからなんですね。

 余談ですが、マイアーは一昨年のプログラムにも、北野武監督の映画『菊次郎の夏』サウンド・トラック(作曲:久石譲)を取り上げていて、彼女の振付師サロメ・ブルナーは妙に日本の音楽に詳しいようです。しかし世界のキタノヒサイシ組はともかく、こんな日本人でも知らないようなアルバムまで持ってるとは、恐るべしブルナー。あのいかにも権力握ってそーな顔つきはダテじゃないぜ!!!(意味不明)

 ヴァイオリンとピアノだけのシンプルな構成ですが、ワルツを中心にハバネラ、ラ・フォリア、ジャズ(ブルース)、バスク民謡etc...の要素を織り込んだ巧みな音作りは実に繊細かつモダーーーンな手触り。

 もともと新実氏いわく、「ヴァイオリンを愛好する人なら誰もが奏いてみたくなるような」作品集にしたかったというだけあって、スローテンポ-アップテンポ問わないカラフルなラインナップが揃っていて、聴き手も飽きない・弾き手も多彩な曲調に挑戦できる、万事ぬかりなしの構成になってます。お見事。

 ただあえてケチをつけるなら、やっぱり18曲は多すぎかな~(あら・・・ちょっと致命的?)。いくらバラエティ豊かとはいえ、これだけ多いとさすがに曲ごとの差別化というか聴き分けが、難しいところがあります。あと4~5曲くらい減らせば、もっといい作品になったんじゃないかと。

 でもすごく素敵な作曲家を知れたと思いましたよ、マジに。深い陰影をたたえたメロディとドラマチックな曲展開で魅せる「黒のラフォリア」は、ほんとに名曲。この曲のためにお金出しても、ムダじゃないですよ~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月 9日 (火)

ハイブリッド・いやし!!!!!!:CD感想文

『Tsuki』/Annekei

Tsuki Music Tsuki

アーティスト:アンナケイ
販売元:ZAIN RECORDS
発売日:2007/06/06
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  1. Tsuki
  2. That's All
  3. Arigato Gozaimasu
  4. Only You
  5. Both Sides Now
  6. Dirt In Your Pocket
  7. Everly
  8. Why?
  9. Refill Of Inspiration
  10. What You Like
  11. What Is Your Problem?
  12. Towani
  13. At Home

  赤字で示した曲目は、管理人がおすすめする楽曲です。

------------------------------------------------------------

 デンマーク出身のニューヨーク在住シンガー・ソングライター、Annekei(アンナケイ)。ニューヨークのアポロシアターでプレイしている様子が日本の音楽ジャーナリスト・浅石雅道氏の目に留まったのがきっかけに、一足飛びに日本のメジャーレーベルからデビューすることに。

 2ndアルバムとなる『Tsuki』は、そんな日本への感謝を表すかのように、タイトル曲を含めて3曲の日本語タイトルによるナンバーを収録し、前作『Annekei』につづいて日本のコンテンポラリー・ジャズの雄・DIMENSIONの増崎孝司氏をプロデューサーに迎えています。

 文章でプロフィールを紹介されると、デビューまでのいきさつが、とても突飛に感じられますが、実際に音源を聴いてみると、なるほど浅石氏が日本に紹介したくなったのもさもありなんと思ってしまうほど、日本人好みのアーティストなんですね、これが。

 日本のレーベル発信で日本人がプロデューサーについてるとはいえ、何なんでしょうね、そこかしこから薫るこのお醤油のにおいは。全体の耳ざわりは間違いなく洋楽のはずなんですけどねー。

 起承転結のしっかりした(つまり明確なサビのある)メロディに、派手さはないにしろバラエティに富んだ曲調の、多彩なアルバム構成。くわえて技術自慢に陥らない、あくまでも声の美しさを主軸に置いた無理のないボーカル。ほとんどビブラートもなし。つまりどこをどうとっても日本人の好みにバッチリはまる資質をお持ちなわけです。

 そんなわけで、デビュー年にはめでたくADLIB誌の新人賞を受賞。(この賞自体はだいぶコネが働いてるような気がしないでもないですが)そりゃー注目されますよ。ステキだもの。

1.Tsuki 1stアルバムのプロモーションの時に訪れた箱根で、一面のススキ野原に浮かぶ満月に感動して作ったというオーガニックなバラード。このアルバムの中では、比較的インパクトに重点が置かれている曲ですが、勝負の1曲目でいい仕事してます。歌詞のほうはススキ野原から更にスケールアップして、人間愛まで発展。

3.Arigato Gozaimasu 彼女の根本にある(と思う)、ジャズの要素が一番色濃く出た曲。サビのド頭で「アリガ~ト~・・・ゴ~ザ~イマス~・・・」連呼・・・・・・「ああ・・・その美しいお声でいきなりネタですか?」とは思ってはイケマセン。おとなしく、彼女の感謝の念に打たれるが吉。

13.At Home 彼女は一年のほとんどをニューヨークとデンマークを行き来しているそうで、旅から旅の人生の心のよりどころについてうたった歌。ひとつ前の「Towani」は、思いっきり壮大なラブバラードですが、直後にこの曲を持ってくることによって、ストンと落ちるような、実にラク~な気分でアルバムを聴き終われます。ぜんぶで13曲と、ジャズのアルバムにしては曲数が多め? ですが、構成が巧みなので疲労感なくツルっと聴き通せますよ。

---------------------------------------------------------------

 今現在ゼミ論という、卒論のパイロット版みたいなものを作成している最中なので(卒業まで1年以上あるのに!)ほぼ今月いっぱいシュラバです。そんなときこそオンガクきいてストレス解消、ステキです。

 とりあえずこれまで感想を書いたCDがどれも女性ボーカルなのが自分でも気になる。普段そんなに女性ばっかり重点的に聞いてるわけではないんですが・・・。

 ステキ男子、カモン!

 注:)タイトルのハイブリッド癒しっつーのは、邦楽と洋楽のハイブリッドによって生まれた癒し系というイミです。わけわからんがな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月10日 (日)

異形の雑食系メルヘン少女ロック?? 形容しがたい:CD感想文

 いまだかつてオリンピックの開会式を最後まで見とおした経験のない栗ご飯ですこんにちは。あれマジ長すぎですよ。オープニングのパフォーマンスも30分くらいでちゃーーーっとやって選手入場させて聖火点灯してなんやらかんやらで楽に1時間半くらいかせげると思うんですけどそれじゃイカンのですか。どんな式典でもそれくらいがベストな長さだと思うんですけどねー。

 小学校に必ずいましたよね、朝会で貧血になって倒れる子。オリンピックでも式典長すぎて選手が貧血でばったばた倒れて試合前からメダル絶望的とかになったら面白いかもしれませんよ。いやマズいか。

--------------------------------------------------------------

 『二千花』/二千花

二千花 二千花

アーティスト:二千花
販売元:よしもとアール・アンド・シー
発売日:2008/06/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  1. あたらしい水
  2. Cream Soda
  3. Lucy in the Sky with Parasol
  4. Genius Party
  5. パラレル
  6. Painful
  7. エーデルワイス
  8. ライ麦畑で朝食を/Sugar Cube
  9. Garage (Album Mix)
  10. 青空、泣いた (Album Mix)
  11. 空き地
  12. Snow Hug

赤字で示した曲目は、管理人がおすすめする楽曲です。

 本日のアーティスト、二千花(にちか)とは、2007年2月に吉本興業傘下からデビューしたボーカル宮本一粋(みやもといっすい、註・女性です)、サウンドプロデュース野村陽一郎の2人からなるユニットであります。日本語なのに英語のようにしか聞こえない(いいのか?)不思議なボーカルと、アナログとデジタルが奇妙なバランスで同居するバンドサウンドが大きな魅力となって、決して派手ではないながらも着実にファンの心をつかみ、マイペースに作品をリリースしています。

 そして今回、デビューから1年4ヵ月を過ぎてとうとう初のアルバムとなりました。これで二千花の全貌がわかる! と喜び勇んで購入した次第です。

 率直な感想ですが、蓋を開けてびっくり。予想以上に雑食というかカメレオン的。デビュー曲の「エーデルワイス」がUKや北欧のロックを髣髴とさせるような、冷たく乾いたサウンドや文学性薫る歌詞であったため、結果的に二千花といえば「北欧っぽい人たち」という先入観を持ってしまっていましたが、どちらかといえば前述したようにアナログとデジタルを最大限に駆使したケミカルな音作りが中心。そのうえで、アメリカンロックのように開放的な世界を表現したり、プログレっぽく変拍子を重ねてみたり、多重コーラスを多用してPerfumeっぽく無機質に歌ってみたり、変幻自在です。

 さらに注目したいのが、歌詞のそこかしこからプンプン漂ってくるような「文学少女」っぽさです。8曲目「ライ麦畑で朝食を/Sugar Cube」はタイトルはもちろんそうですし、♪捕まえて欲しい/ライ麦が揺れている真ん中で という歌詞からも、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を意識していそうな感じ。3曲目「Lucy in the Sky with Parasol」でもLucyという象徴的な名前が登場しますが、これもなんとなく自分の日記にキティという名前をつけたアンネ・フランクを思い出します(←それはさすがにこじつけ過ぎ?)。その他とくに特徴的なモチーフの登場しない楽曲でも、どこかメルヘンチックなにおいを漂わせていて、いよいよ不思議。「歌詞」という観点から見ても、異彩を放つ才能が登場した・・・と思ってもよいでしょう。

(2009年1月19日追記:ていうかLucy in the sky with parasolはビートルズのLucy in the sky with diamondsのパロディだったことを知らなかった私。不勉強ですな お恥ずかしい)

 ただ惜しむらくは、一部にアイデアが先行しすぎて曲そのもののクオリティが追いついていないように感じられた曲があったことと、曲順に少々疑問を感じてしまったことでしょうか。アルバム全体の流れに、少し気持ちよさが足りなかったかもしれません。

 それでも、総体的には非常に魅力ある素晴らしいアルバムだと思います。これからも、注目していきたいですね。

 なにより、吉本興業という商業主義の権化のような(失礼)組織が運営するレーベルに、こんな売れ線狙いとは真逆のアーティストが在籍して(しかもきちんと順調に活動できて)いるという事実! いやーーーちょっと見直しちゃったよヨシモト。これからも末永く見守ってあげてくださいよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月23日 (水)

立った立った、一青が立った:CD感想文

Key

Music Key

アーティスト:一青窈
販売元:Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M)
発売日:2008/03/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  1. Key
  2. 空中ブランコ
  3. 宙ぶらりん
  4. つないで手
  5. 幻月
  6. シャンデリア
  7. moonlight
  8. ひとりでに
  9. doorway
  10. ドミノ
  11. 受け入れて
  12. 茶番劇
  13. ただいま inside ver.

赤字で示した曲目は、管理人がおすすめする楽曲です。

 2002年10月のデビュー時、そのエキセントリックな歌詞と、ノスタルジーを強く想起させる一風変わったボーカルで、当時巻き起こっていた歌姫(ディーヴァ)ブームの一翼を担うことになった一青窈(←この字出すの面倒くさいのよ)。当時こそ「なんだか妙な不思議ちゃんが出てきたなぁ・・・」という受け止め方をされていましたが、徐々に彼女の芸術作品に対する造詣の深さや、周囲の予想を超えてアバンギャルドだった性格(単にアマノジャクとも、いう)が知れ渡るにつれて、業界内で確固たる存在感を築くようになりました。

 もともと彼女は、クロマキーのCG合成を使う番組に、わざわざCGに透ける色の衣装を着て登場するような「ヘンなひと」ですが、そういった革新性というか天の邪鬼な性格が災いしてか、アルバム製作の際には、「今までと違うことをしたい」「既存の一青窈のイメージから脱却したい」という思いが先行しすぎて、アルバム全体の雰囲気や統一感を自らみだしてしまう・・・という部分がありました。

 ただ、ベストアルバムを出してから、どうやら心境に変化があったようで、「ハナミズキばっかり歌ってくれといわれても、抵抗なく受け入れられるようになった」そうです。早い話が一青窈のマスイメージ(癒し系、和風、とか)に対してあまり抵抗を感じなくなったということでしょうか。同時に癒し系のバラードを”枷”ではなく”武器”として捉えられるようになったようにも感じられます。

 とにかくやりたい放題で統一感に欠けた前作までと比べると、明らかにバラードを主軸に置こうという姿勢を感じ取れます。そして自覚的な軸が出来たおかげで、「雑多さ」を「バラエティの豊かさ」に転換できるという好循環が出来上がっています。今までに比べるとアルバム全体のバランス感覚に秀でていて、ずいぶん整理整頓が行き届いているように感じられます。これは大きな変化ではないでしょうか。

 あ、でもシングルのカップリングが3曲も入ってるのに、「ささやき並木」がはじかれたのが不満。どないなっとんねーーーん!!

 ・・・置いといて。

 ・・・えーとあと、そして歌詞。最近の彼女の歌詞は、ぎょっとするような言葉遣いが少なくなって、インパクトや彼女らしさは希薄になったようにも受け取れますが、その分歌の内容がダイレクトに聴き手に届くようになりました。言葉がストレートになって、「実は一青窈は、ものすごくまっとうな物語を描くひとなのだ」ということが、よりわかりやすくなったのではないかと思います。

1.Key、5.幻月、9.doorway・・・独立した曲というよりは合間に挟み込まれた”幕間”としての役割を持った3曲。いわゆるインタールードね。通常の歌詞に比べるとずいぶんと散文的で、いろいろの断片がフラッシュバックするようにフレーズが並びます。ちなみに曲は存在しませんが、歌詞カードにはラストから2曲目に「Roundtable」という詩が載せられています。

6.シャンデリア・・・Akeboshiと組んだアイリッシュ・テイストの1曲。これぞ新境地。Akeboshi氏のオリジナル曲は正直ボーカルが好みじゃないので敬遠気味ですが、やはりサウンドメイキングは文句なしにスバラシイ!! いっそZABADAKみたいにゲストボーカルを迎えるプロジェクトにしてみちゃあどうだろう? (←ファンの方ごめんなさいね)

12.茶番劇・・・「イィーーーネッッ!!」の連呼がちょいと暑苦しいクレイジーケンバンド・横山剣氏とのコラボによるコント系歌謡曲? なナンバー。何はなくても1曲はおバカなことやりたいのね・・・

 あとそういえば今回は、2007年頭にプロデューサー小林武史との不倫疑惑が報じられてから初めてアルバム。シングル『つないで手』発売のころは世間の疑惑の目に対してどんなリアクションを起こすかと注目される中、みごっっとに何事もなかったかのようなテンションでプロモーションを行っていて(まぁ、普通そーなるわな)なんだか肩透かしだった覚えがありましたが。ただその後、2ケ月と経たないうちに噂自体もなんだかどーでもいいやムードに突入、このアルバムが発売されるころには、すっかりいつもの一青窈に戻っていて、あァ「人の噂も七十五日」ってこーいうことか、と妙に感心したのでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月 7日 (月)

試食・中山うり:音楽感想文。

 いよいよ夏、な空気です。

 7月といえばわが地元には「どろいんきょ」なる、けったいな祭がありまして、「お神酒所」と呼ばれる民家の庭に水をまいて泥池を作ったあと、町の若い男衆がお神輿をつっ転がして泥まみれにするものです。いちおう、泥だらけにしたあと川の水で洗い流すことで、ケガレを落として病魔退散と五穀豊穣を願うということらしいですが、きっと最初のきっかけは、なんかストレス解消したかったんでしょう、たぶん(←適当)。

--------------------------------------------------------------------

夏祭り鮮やかに Music 夏祭り鮮やかに

アーティスト:中山うり
販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2008/04/02
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  1. 夏祭り鮮やかに film ver.
  2. カーニバルの午後
  3. 月とラクダの夢を見た harp ver.
  4. 生活の柄
  5. 夏祭り鮮やかに inst ver.
  6. 月とラクダの夢を見た

 赤字で示した曲目は、管理人がおすすめする楽曲です。

 さて、暑い夏に涼しい風を吹き込む「アコーディオンを抱えたシンデレラ」(←ディズニー風の絵面で想像するとちょっと笑える…)こと、中山うりです。

 アコーディオンの弾き語りなる特異なスタイルで、業界内のちょっと変わったお姫様的ポジションをほしいままにしているかたわら、現役の美容師としても活動中の、いわゆる2足ワラジの兼業農家。さらには5/4放送の「みゅーじん」にて、管理人の家のもっそい近くに住んでいるらしいことも判明  ひー ー ー ー ー ー ッ!

 サインサイン! 握手握手!! ピンポンダッシュピンポンダッシュ(←やめなさい)

 今回の『夏祭り鮮やかに』は、映画「あの空をおぼえてる」に使用された曲を中心に収録したミニ・サウンドトラックの様相を呈した1枚。既存曲2曲とそのリアレンジ2曲、さらに新録2曲のサービス度低めな内容のわりに1,835円と少々お高め。 CDぜんぶ買ってる身からすればコストパフォーマンス的に一言いかが物申したい空気もありつつ、まァ新曲いいカンジだから見逃してやるかと、結局甘めなワタクシでございます。みなさん、よろしくね。

夏祭り鮮やかに…1stアルバム収録のミディアムなサンバを、映画用に再編集。原曲に挟まってた、たどたどしくも艶やかなポエトリー・リーディングを華麗に全カット(笑)。映画の登場人物たちが実際に歌うのに合わせる必要があるため、致し方ないことですが…惜しい! 

カーニバルの午後…洗濯の最中に見かけたパレードを追っかけて、日常の仕事もストレスもぜんぶ忘れてアパートを飛び出そう! と歌うカリビアンなアップ・チューン。"ファンタジーと地続きの日常"を描いているので、「中山うりの半分は妄想で出来ています」と全身で主張する楽曲群の中ではちょっと変わった存在かも。

生活の柄…ライブでおなじみ、高田渡のカバー。よく「春だの夏だのになると、ヘンな連中が増えてくる」と申しますが、まさしくそーいうヤツラの主張を歌にしたものです。 「♪歩き疲れては/草に埋もれて/ところ構わず寝たのですが/眠れないのです」って当たり前です  「♪そんな僕の生活の柄が/夏向きなのでしょうか」いや、そーいう問題では…(汗)

 収録曲が少ないので、何しろおトク感は少なめですが、中山うりのエッセンスは存分に感じ取れますので、初めての方にも手にとり易いかと。エスニック・ポップスに興味のある方はぜひどうぞ。

↓↓ついでにアーカイブ。

DoReMiFa Music DoReMiFa

アーティスト:中山うり
販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2007/05/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2007年5月発売の1stミニ。ノスタルジックで少しアバンギャルドな傑作。

エトランゼ Music エトランゼ

アーティスト:中山うり
販売元:SMJ(SME)(M)
発売日:2007/11/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2007年11月発売の2ndミニ。『DoReMiFa』に比べるとノスタルジーが少し後退して、代わりにエキゾティシズムが強まった印象。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月30日 (月)

このクオリティ…ヤルね!:音楽感想文

さっき(6/29)放送されたアイスショー『Dreams On Ice 2008』、村主章枝さんのピエロに扮したプログラムも、年齢を感じさせないはしゃぎっぷりで「スゲぇ、アンタいくつや?」とか思ったもんですが、浅田真央ちゃんの新しいエキシビションも新しい衝撃。あの赤と黒に分かれた衣装は、コントでよくある「一人二役っぽくてどうかと思いますが。

それにしても、一部の選手の長大なインタビューを入れる代わりに、3分の1近い数の選手がダイジェストで十把一絡げ扱いされたのはさすがフジテレビ。すばらしい時間のムダづかいです。しかし、さすがに鈴木明子が華麗にスキップされるとは思わなんだ。

なんかここまで書いといて恐縮ですけど、今日のお題スケートじゃありません。

----------------------------------------------------------------

GAME Music GAME

アーティスト:Perfume
販売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ
発売日:2008/04/16
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  1. ポリリズム
  2. plastic smile
  3. GAME
  4. Baby cruising Love
  5. チョコレイト・ディスコ
  6. マカロニ
  7. セラミックガール
  8. Take me Take me
  9. シークレットシークレット
  10. Butterfly
  11. Twinkle Snow Powdery Snow
  12. Puppy love

赤字で示した曲目は、管理人がおすすめする楽曲です。

もはや発売から2ヶ月半・・・ですか。今サラ感ありありですね。再来週ニューシングル出ます。ノッてるひとびとの時間の流れは早いですね。

おそらく彼女たちの存在でエレクトロ・ミュージックの魅力に開眼した方も大勢いらっしゃることと思いますが(つーか自分も「ポリリズム」でハマったクチ)、そうしたファンのおなかを満たすこの作品、『GAME』。

Quick Japanの書評では「従来の近未来・SF的な世界観からさらに広がって、虚構やつくりごとといったニュアンスにシフトしてきている。そうした要素を総称して『GAME』」。はー、なるほど。虚構ですか。その一言でアルバムの全貌が語れるなぁと感心した次第であります。

1. ポリリズム・・・公共広告機構のCMソングになったおなじみリサイクルソング。ポリリズムは演奏の技法のひとつ。間奏の「ポリリズム♪ポリリズム♪」連呼の部分で実際に使われてますが、初めて聴いたときは本気でデッキが壊れたかと思った・・・。

9. シークレットシークレット・・・「本当のキミを知りたいの」「キミはいつでもシークレット」言いながらも、彼女のほうでもナニやら一物抱えてそうな男女を歌ったミディアム。アイスのCMで流れてますが、和やかな映像に意外と違和感なく溶け込んでいる。何かの記事で「ハッピーチューン」と書かれていたが、アナタぜったい曲聴いてないでしょう? んん??

12. Puppy love・・・Perfume、というか中田サウンドには珍しいエイトビートのアップ。アコギのカツカツしたリズムもあいまって、どこぞのギターバンドの曲と言っても通用しそうな雰囲気。「ツンデレーション」新語誕生。

ビジュアルも重要なファクターであるPerfumeですが、初回限定版のジャケットではゴシックな衣装にライトセイバーっぽいライトを構えて、妙にコワモテな写真、通常版は打って変わってサッカーゲーム盤よろしげな雰囲気(↑上写真参照)。ちなみに、最新シングル「love the world」はいつもどおりの60’sレトロ・フューチャーなイメージですよ。

こっちもよろしくどーぞー。

Perfume~Complete Best~(DVD付) Music Perfume~Complete Best~(DVD付)

アーティスト:Perfume
販売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ
発売日:2007/02/14
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2006年発売の1stアルバム。初期のチープさを上手く昇華した曲が中心に収録されてます。現在の曲調につながる1~4曲目、特に轟音圧のデジ・ロック「エレクトロ・ワールド」は必聴。逆に、ぶ~りぶりアイドルしてる6~8曲目はキツいぞー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月11日 (水)

・・・まぁ、次がんばれー、次。 :CD感想文

 発売から3ヶ月近く経った今日この頃ですが、GARNET CROWの最新アルバム『Locks』です。

Locks Music Locks

アーティスト:GARNET CROW
販売元:GIZA(J)(M)
発売日:2008/03/12
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  1. 最後の離島
  2. 涙のイエスタデー(Album version)
  3. 世界はまわると言うけれど
  4. もう一度 笑って
  5. この手を伸ばせば(Album version)
  6. doubt
  7. 風とRAINBOW
  8. ふたり
  9. Mr.Holiday
  10. The first cry
  11. Love is a Bird

 赤字で示した楽曲は、管理人がおすすめする楽曲です。(1枚につき2曲)

 やはり中村由利はどこまでも中村由利でしたよ

 いえね、「ふたり」とか「Mr.Holiday」とかの、かーいらしい曲で中村おねーさん、かなりかわいこぶりっ子(死語)しようとしてるんですけどね

 ……めっちゃドス利いてる。

 怖い。超怖い。某フジテ○ビのポエムアナ風にいえば、見たか世界よ、これが中村の実力だ!! ・・・・・・てやつか  いや、冗談冗談。

 正味な話、今回「似合わないことやってんな」と思うような曲がだいぶ目立ちましたかね。面白いっちゃ面白いんだけど、どうにもシングルの2、3目が似合いそうな雰囲気というか、他のアーティストの得意分野にみだりに踏み込んで見事玉砕しました・・・みたいな。

中村さんのボーカルも、もともと多彩なジャンルに対応できるタイプの人ではないので、余計に一本調子なところや似合わなさを助長する結果に・・・。やはり翳りやら憂いやらに溢れた壮大な楽曲がGARNET CROWの本分だと思うので、これではちょっとなー・・・。

 まぁ、批判的な意見も言いたいのはやまやまですが、それは他のファンの皆さんが、すでに大勢口にされていると思うので、ここで再び繰り返してもあまり意味がないと思うので、詳しくはあまり触れません。

 それに、こうやってヘンなところでコケ気味の作品を出してくるアーティストが、実はけっこう嫌いじゃないです。平井堅とか(爆)。今ははっきり言って迷走の時期にあると言わざるを得ませんが、それを克服したときに、きっとGARNET CROWとしての個性をより強固に確立できるはずと信じたいのです。これ本音。

 すっかり世のファンの皆様のあいだでは袋叩きの目にあっている『Locks』ですが、要所要所、詰めるところは詰めてくるGARNET CROW。ここは良いな、成長したな、と思わせるところもちらほら(まぁコケた所のほうが多いんだけど ←それ言っちゃダメ!)

 「Love is a Bird」なんかは今までのイメージを引き継ぎつつ、あたらしいエッセンスを感じられて良かった。あと怖いとか言っといてナンですけど「Mr.Holiday」もなかなか好感触(ネタとして笑えた、というイミも含みますが・・・) 「もう一度 笑って」最初聞いたときはFIELD OF VIEWのカバーか何かだと本気で思ってました(笑)。アレンジも思いっきり90’sビーイングだし、いろんな意味で今の時代のにおいがしない曲。

 そしてつい先日、最新情報が発表されましたが、新SGとライブが決定した模様。

 アニメ版「ゴルゴ13」のテーマソングという、これまた合ってるのか合ってないのかわからない組み合わせに思わず忍び笑い。失意の愛をうたったバラードだそうですが、ゴルゴ13に恋愛要素なんてあったっけ? アニメに沿ったうえで最良の曲を用意できるのかどうか・・・これも以前からのGARNET CROWの課題ですね。

 今年は「制作中心」と、原点回帰がモットーだそうで、ここはやはり魅惑のロートーンの本領発揮、泣く子も息を引き取るスゴミ系(?)バラードの復活を信じたい。

 一発逆転、やってくれますよね・・・・・・・・・・・・ねぇ?

| | コメント (0) | トラックバック (0)