"鳥かご"から"巣"へ。
時間がない! まだ世界選手権のペアとアイスダンスはろくに見てすらいない栗ご飯です。まったくこんなことでは見る余裕が出来るころには次のシーズンが始まってまうわ。
まあ、オフシーズンの楽しみが増えると思えば、ね。発想の転換です、ってことで。
そんなわけですから今日は、久しぶりのCD感想文いってみたいと思います。つっても最近は音楽も新しいのが聴けていないので(泣)、去年の9月に発売になったやつです。はやく時代に追いつきたいものだわ。
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『Sweet Nest』/コトリンゴ
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Sweet Nest アーティスト:コトリンゴ |
- me & my bird prince
- closet
- おいでよ
- me.ga.ne
- classroom
- summer
- 帰り道
- デイジー
- だいすきなひと
- きみはジーニアス
- ふれたら
- to stanford
赤色は、おすすめの楽曲です。
まず彼女のプロフィールをおさらい。
- 1978年生まれ。
- 神戸の音楽大学卒業後、ボストンのバークリー音楽大学に進学。
- 卒業後は、しばらくニューヨークで武者修行。
- 2006年3月に、坂本龍一の『RADIO SAKAMOTO』で自作曲がオンエアされ、それがきっかけで同年11月に「こんにちは またあした」でメジャーデビュー。
- ちなみに、アーティスト名は自分のペットと好物から。
坂本龍一に見出されたとあって、なるほど教授の元奥さん・矢野顕子にも通ずる奔放さ。矢野顕子をもっとメルヘンちっくにした感じです。
2007年6月の1stアルバム、2008年1月のミニアルバムを経て、今回が2ndアルバム。今回から坂本龍一のプロデュースを離れて、完全セルフプロデュースに移行しました。
いやぁ、イイです! (ってなにこの直情的な感想は)
構成上はAメロ→Bメロ→サビという基本をいつになくしっかり踏襲していて、制約は多くなっているはずなんですけど、曲想が今まで以上に自由。というか、これまではホントに「即興で作って、そのまんま録って出し」という感じで、ムダが多かったりダレてしまう部分があったところに、しっかり刈り込みが行き届いていて、整理整頓されてすっきり。
なおかつ曲がシンプルになったおかげて、改めて彼女のピアノテクが浮き彫りになって一石二鳥。そしてドラムはじめ、生演奏を積極的に取り入れたおかげで、曲が土台からしっかりした印象になりましたね。1stアルバムの曲たちは、まるでちっちゃい子が思うままにブロックを積み上げていったようなあやうさと無邪気さがあって、それはそれでいい魅力でしたが、今回の曲たちは強いよー。可愛らしくマスキュラ(muscular)。プリティマッチョ。
曲調もまた、懐が広い。ジャズからの影響をダイレクトに反映した「me & my bird prince」「classroom」、性急なドラムで疾走感を演出「closet」「おいでよ」、打ち込みを多用したキラキラなサウンド「me.ga.ne」「ふれたら」etc... おおはた雄一氏とクラムボンのミト氏が参加した「デイジー」「ふれたら」もすんなりアルバムに溶け込んで◎。
中盤、6・7曲目あたりが少し間延び気味かなーという気がしないでもないですが、全体的にはやはり、時間を掛けて己の音楽と向き合ってきた人ならではというか、若いアーティストとは明らかに性質の違う魅力であふれていて、とても満足。それでもなおかつ、今後も大化けしそうな将来性も秘めていて、興味は尽きません。
おすすめです、コトリンゴ。
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P.S. お手にとられます際には、ぜひ歌詞にもご期待くださいな。詳細はゼヒ実際にお聴きになって!
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