« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月

2009年2月28日 (土)

片手間に読むとイタイ目に合うのです。

 どうも、ほったらかしております。栗ご飯です。

 じつは今、大学3年生の恐怖のイベント(口にするだに恐ろしい)の真っ只中でして、精神的余裕のなさから更新が滞っております。申し訳ない。

 本日は、そんな状況下から生まれた、ささやかな失敗談をご紹介します。

 

『大島弓子が選んだ大島弓子選集・1』/大島弓子

大島弓子が選んだ大島弓子選集 1 ミモザ館でつかまえて (MFコミックス) Book 大島弓子が選んだ大島弓子選集 1 ミモザ館でつかまえて (MFコミックス)

著者:大島 弓子
販売元:メディアファクトリー
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 唐突に始まった世界的不況の中、「今年の学生は苦労するわよぅ」と教師陣からも家族からも脅されて、ひとり孤独感に浸りながら「り○きしょ」だの「えん○りぃしぃと」だの書いていると、当然うっぷんがたまってきて、気分転換にマンガでも読むか・・・となる。ここまではいいのです。

 問題は、なぜそこで選んだのが、よりによって大島弓子なのか。

 大島弓子といえば、なんといってもあのホンワカしたオトメちっくなキャラクターと、それに反比例した哲学的で重厚なストーリー展開が持ち味。「ながら」で読むには最も適さない、きちんと真っ正面から立ち向かわねばならない作家の一人であります。

 果たして今回も、物語の中に放り込まれたまま出口を閉じられたような、宙ぶらりんな感覚をいつまでも引きずるハメになりました。ちなみにこの失敗、大学受験のとき以来2回目だったり。学習してねぇぇーーー

 あう、せめて『グーグーだって猫である』なら、もちっとライトな気分で楽しめたかしらん・・・

 とにかく、大島弓子は心身充実してるときに、床の間の前で正座しながら読みましょう。っていう話。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月12日 (木)

四大陸選手権・男子

 swissinfoに出てたアラカワさんとランビエールの対談面白い。特にSPで技術、FSでパフォーマンス・表現力と、それぞれ限定して採点するルールにしたらどうか、というランビ兄さんのアイデアは興味深いです。ただ現行のルールではFSの比重が高いですから、兄さんのアイデアを実行に移す場合は、両方の比重を等しくする必要があるかもしんないっすね。

 この2人の競演についても話が弾んでいます。観たい! 日本にもArt on Ice来てくんないかな。

--------------------------------------------------------------

四大陸選手権(バンクーバー)

男子

結果

 SP・FS合わせてたったの6組しか放送されませんでした。少ねえ。FSの放送のなかったブランドン・ムロズはやむを得ずカット。しかしイーグルから3A跳んだり、いろいろ技が進化してました。

 

・ジェレミー・アボット(アメリカ) 216.94(5位)

SP:「アダージョ」 FS:「Eight Seasons」

 4Tと3Lzの失敗については、去年までのアボットを思えば、まあ想定の範囲内と言えなくもないけど、スピンやステップまでバランスを崩したのは、ちょっとらしくなかったなぁ。ただSPに限っていえば、失敗をしたことが逆にプログラムそのものの魅力を引き立てることにもなったんじゃないかなーと思うのです。アボットのスケーティングのリズムと「アダージョ」のメロディーが持つリズムって、お互いに似たような振動数(?)を行きつ戻りつしていて、今回はうまいことその2つが同じ波長に揃ったような、そんなかんじ?

・織田信成(日本) 220.26(4位)

SP:「仮面舞踏会」 FS:「ワルシャワ・コンチェルト」

 失敗は多かったし、表現その他の面でも、粗い部分のほうが目立ったかもしれないけれど、個人的にはそこらへんにはあまり意識がいかなかったというか、いまさらながら彼の肩の可動域の広さにびっくり。ショートもフリーもずーーっと肩の動きばっかり見ていたと言っても過言ではない(汗)。表現力とか演技に対する意識とはまた別の部分で、振り付けとして「体が勝手に動く」ことに関しては、やはりトップスケーターというか、日々のメンテナンスをしっかりしていれば、緊張していてもあれだけの動きが出来るんだなと。

・小塚崇彦(日本) 221.76(3位)

SP:「Take Five」 FS:「ロミオとジュリエット」

 まだ演技を自分の目で確かめないうちからNiftyの記事を読んでしまったせいか、「今回タカヒコは調子が悪い」というフィルター付きで見てしまったような気が・・・なので、あんまりくわしくは述べても意味がない・・・・・・かも。ただこの記事のライター青嶋女史が書かれているように、全体の流れがあまりスムーズでなかったのなら、演技構成点を低く抑えられた原因もそこにあるんでしょう。それプラス、今回は珍しいところでスピンのレベルを取りこぼしたりで、点を伸ばしたいところで伸ばせなかった、やっぱり総体的には「らしくない」大会だったのかな。去年に引き続いて小塚のバンビと四大陸は、あまり相性がよろしくないっぽい?

・エヴァン・ライサチェク(アメリカ) 237.15(2位)

SP:「ボレロ」 FS:「ラプソディー・イン・ブルー」

 改めて言うまでもなく、でっかい。身長が。北米の選手はNHLサイズのリンクに慣れていると報道は言ってましたが、60×30の標準リンクでも壁に激突しそうなライサがそんなはずはあるまいと思ってしまった。いったい何食ってりゃそんなに縦長になれるんだよぅ 10cmわけてくれよぅ

 ・・・とそんなわけで、いつも以上に壁にぶつかりそうなライサチェクさん、大会通していいフィーリングを得られたようでなにより。減点されたエレメンツがFSの3Aだけだったし、スピンでも前に比べるとずいぶんGOEが上がってきて、今回は+3をつけたジャッジもいたくらいで。得意のフリップで!マークが付いたことが気になるといえばなるけど。

・パトリック・チャン(カナダ) 249.19(1位)

SP:「Tango de los Exilados」 FS:「ラフマニノフ・セレクション」

 SPで歴代2位、総合でも歴代3位を記録して輝かしいかんじ。全エレメンツ中、加点を受けなかったのがFSで着氷がぐらついた3Loだけというすさまじい勢いで、みごと惨敗したGPファイナルの汚名返上してきました。ステップやスピンなどのレベル取りにも手を抜かない姿勢が最大限の評価を受けたわけですが、ただ採点や評価に関係のない、個人的な好みの話をしてしまえば、演技の中にもう少しアソビを作るというか、「引き」の部分がほしい。絶えずステップを踏み続けて、演技構成点へのアピールを怠らないのは素晴らしいのだけれど、見ている私としてはプログラムの起承転結が判断しづらく、だんだん観ていてダレてきてしまいました。(真央やんのFSのプログラムと似た傾向があるかも。)

 すでに演技構成点への評価は、かなり高い次元で確立されていると思いますので、今後思い切って間引けるところは間引いて、もっとシンプルな振り付けにしてみても、点数はそのままで、より素敵なプログラムになるんじゃないかと思うのですがどうでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 8日 (日)

四大陸選手権・女子

 フジテレビ放送分を参考に。「ボレロ」をバックにしたオープニングの映像が、四大陸の出場選手だけで再編集されていて、なかなか芸の細かいところを見せていました。この勢いでぜひ実況陣も再編集されたいところですな。とはいえ、今回全体的に押せ押せな番組構成だったので、あまりポエムの毒のお世話にならずに済みました。

 四大陸選手権(バンクーバー)

 女子シングル

 結果はこちら

・アメリ・ラコステ(カナダ) 148.18(10位)

SP:「Otonal」(未放送) FS:「フラメンコ・セレクション」

 05/06シーズン以来2回めの四大陸。シニア移行後は国際大会にほとんど出ていないので試合経験は足りないようですが、ゆくゆくはロシェット以後にマッスルディーヴァの称号を継ごうという意思はムキムキと、あいやひしひしと感じられました。ジャンプのすっぽ抜けはありつつも、回転不足判定がひとつもないのは、カナダ人らしい基礎の確かさを感じさせて◎ 

・アリッサ・シズニー(アメリカ) 159.81(9位)

SP:「白鳥」(未放送) FS:「Excerpts(『Dr.Zhivago』より)」

 SPの3Fで転倒し、FSも転倒こそなかったものの最初の3Lzでステップアウトして、3Fも両足着氷。これは・・・・・・・・・・・・まごうことなきいつものシズニーですね

 全米のときはSPを1位で折り返したこともあって、リードを守りきれるかと気が気じゃなかったので、どちらかというと今回のほうが冷静に演技を見られた気がします。中盤で2Aの着氷に詰まると、即座に次の3Lzに2Tをプラスしてリカバーするなど、柔軟な対応が出来ていたのはよかったんじゃないかと。今季はアグレッシブなシズニーが前面に出ていてよいです。あとはこのアグレッシブさが、世界選手権で更なる華麗クラッシュとかにつながらなければ。

・鈴木明子(日本) 160.36(8位)

SP:「ラ・カンパネラ」 FS:「黒い瞳」

 表現面での問題はなかったけれど、ジャンプの加点がとれないことで、全体の点も伸び悩んだ感じが。スピンがレベル・GOE共に点を稼げなかったので、その分をジャンプとステップで補いたいところでしたが、加点の大方が減点の穴埋めに回されてしまって、点を伸ばすどころではなかったかな、と。

・レイチェル・フラット(アメリカ) 162.83(7位)

SP:「ティファニーで朝食を」(未放送) FS:「海と風の対話」

 安定感はあるんだけど、完成度の点でいまひとつというか。プロトコルを見ても、ほとんどの試合でGOEの合計がマイナスになって、技術点の総得点が基礎点を下回ってます。特に今回は他の試合に比べると、ジャッジがやたらGOE加点と演技構成点を出し渋る印象を受けたので、そういう状況の場合、このひとはちょっと不利かも。

・村主章枝(日本) 167.74(6位)

SP:「Fanfan」 FS:「Otonal」

 SP、レイバックスピンとコンビスピンが若干トラベリングした以外はミスなく成功。それでもあの3Fがたったの加点0.4かあ・・・。まあ総体的には雰囲気のあるいい演技でしたし、演技構成点もトップクラスで戦えるだけのレベルには戻ってきたと思います。

 FSでは苦手の3Sを加点つきで成功させたことは大きいと思いますが、3Lzのエッジエラーが”!(軽度)”の範囲内であってもマイナスGOEと判定されてしまうほど重度だったこと、なかなか2回目の3Fからのコンビネーションを成功させられないことなど、以前からの問題がここへきて、よかった部分の足を引っ張ってしまったかなあと。後半の2A+2Aのシークエンスからステップまでの一連の流れも、せっかく曲が一番盛り上がる手前の大事なパートなのに、エレメンツがぎゅうぎゅうに詰まっていて、ちょっとバタバタした印象を受けました。

 悪い演技ではない、、、むしろ他の国の選手だとしたら、よくやったと褒めてもいいくらいの演技だとは思うのですが、ほかならぬ村主章枝ですし。やはり土壇場の女としては、世界選手権くらいの崖っぷちでないとやったるでゲージがMAXにならないってことか?

・シンシア・ファヌフ(カナダ) 169.41(5位)

SP:「ノクターン」 FS:「ミッション・クレオパトラ」

 安定感がアップするとともに、恰幅のよさも急激にアップした気がするんですけど。そこは昔のまんまでいいよ。FSでジャンプが若干乱れた以外はほぼノーミスで、スピン・ステップのレベルもしっかり取れていました。ただSPではまだジャンプに不安があるのか、3回転はルッツとトウループという組み合わせ。これがルッツとフリップなりループなりで組めるようになれば、よりグレードアップできるかと。

・キャロライン・ジャン(アメリカ) 171.22(4位)

SP:「ラ・バヤデール」 FS:「アヴェ・マリア」

 あんまりジャンプで加点の取れない選手ですけど、逆に減点も少ない範囲でおさめたことが、他の選手を追い抜いて上位に食い込めた一番の要因でしょうね。3F+3Tの回転不足と、ルッツのエッジエラー以外は、わずかなマイナスGOEを受けただけで、あとは得意のスピンとスパイラルで一気に加点を増やしていく・・・という、ある意味すごく効率のいい戦い方。スケーティングもシーズン前半に比べると、ステップなどで質が上がっていることを実感できますし、自分の表現したいことが的確に表せているかなと思います。このあと世界ジュニアが待ってますが、ご存知のとおりジュニアのFSは30秒短い3分30秒。これから手直しに入ると思いますが・・・間に合うんかいな??

・浅田真央(日本) 176.52(3位)

SP:「月の光」 FS:「仮面舞踏会」

 SPで大失敗したときは絶対にFSで1位になるという法則が出来上がりつつある昨今の横綱マオですが、今回もご多聞に漏れず・・・とはいえ膝の負傷の報道がなされていたとおり、だいぶ不調気味な試合展開ではありましたね。ほぼ根性だけでゴールまでって感じで。でも、事前に3Aは1回、3+3はナシ、と一応安全策をとっていましたが、予定のところで3Aが決まらないと、すかさず次のジャンプを3Aに替えたり、やっぱりこの人の本分は「攻め」なんだなぁと感じた次第。

 SPの衣装はぜったい前のヤツのほうがいいとおもうぞーーーーっっ!!

 

・ジョアニー・ロシェット(カナダ) 183.91(2位)

SP:「Summertime」 FS:「アランフエス協奏曲」

 カナダ出身でキャリアも長いとなれば、当然ホームもアウェーもいやってほど経験しているわけであって、そんなことから今回、誰よりも「自分の思い通りの試合展開」をしたのはこの人じゃないかな。胆力の強さはヨナさん以上じゃないですかね。今後はさらに、技術面でもなにか、ロシェットといえばこれ! といえるような、筋肉以外のトレードマークがほしいところ。

・ヨナ・キム(韓国) 189.07(1位)

SP:「死の舞踏」 FS:「シェヘラザード」

 やはり今回の一番の目玉といえば、SPでの世界記録更新でしょうか。時間の短いSPなのに、まるでFSを見ているかのような密度の高い演技。テレビの向こうにいるこちらも思わずゾクゾクしてしまいました。一方でFSでは少し失速気味。ロシェットと浅田真央に水をあけられる結果になりました。ループはともかく、ルッツまで回転不足になったのは、ループの転倒で流れが途切れてから、まだ十分にスピードに乗る前に跳んでしまったからかなーーと。いずれにせよ今季まだ、スケートアメリカの(つまり初見の)インパクトを超えるFSにお目にかかれていないのが残念。

 

 現在の北米とアジアでは、今回のトップスリーが混戦状態ですが、そこにコストナーが加わってくると想定して、今年の世界選手権はどうなりますか。ただ、6位の村主章枝ですらも、ヨーロッパ選手権1位のラウラ・レピストより高いスコアをマークしているわけですから、なかなか欧州勢が割り込むのも楽ではなさそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 2日 (月)

欧州選手権・女子

 こないだの続き、今度は女子です。

 ヨーロッパ選手権(ヘルシンキ)

 女子

 結果はこちら

・ラウラ・レピスト(フィンランド) 167.32(1位)

SP:「幻想の海」 FS:「Don Juan DeMarco」

 欧州の2強に割って入るならこの人だろうという、周囲の期待にみごと応えてレピスト太一、初優勝です。いやなんかテンション低いですけど、いちおーこれでもファンなので。念願でした。めでたや

 サラ・マイアーの欠場とカロリーナ・コストナーのSP出遅れというハプニングをうまく味方につけた・・・というと多少聞こえが悪いけど、要するに掴めるチャンスをしっかり掴んだ結果だということで。特にFSは2年間滑り込んできて、曲の持っている鋭角的な雰囲気にフィットした演技が出来るようになってきたからこそ、これまでに比べて飛躍的に高い演技構成点を獲得出来たんじゃないかなと(全体的に今回、演技構成点は景気よく出てましたけどね)。

 ただ、スピン・ステップのレベルをちょくちょく取りこぼすのはいつもどおりって感じで。なかなか全部のジャンプが決まって、他のエレメンツもレベル3以上がそろった演技にお目にかかれないのがちょっとじれったくもある。もちろんそのぶん伸びしろも大きいってことなんだけども。完全版は世界選手権を楽しみにしときなさいよっていうメッセージだと思っときます。

・カロリーナ・コストナー(イタリア) 165.42(2位)

SP:「Mujer Sola」 FS:「Dumky Trio」

 いちどもセカンドトリプルが決まらないし、ルッツを踏み切り前に転んじゃうし、足換えシットスピンがコンビネーション判定になるしで、技術的にはかなり踏んだりけったりな内容だったかも。演技構成点で追い上げても、レピスト太一との点差をひっくり返すには至らず。

 でもプログラムそのものの出来はかなり良かった・・・っていうか衣装かえた途端に素敵プログラム・・・? これは私の価値観がカロたんの美意識に追いついたからなのか、それともやっぱりあの骨格模型(※)が個人的にアウトだったからなのか・・・・・・

※骨格模型・・・07/08シーズンのフリーの衣装(これ)のこと。や、キレイなんすけどね、どーも前面の白い模様があばら骨っぽく見えるのよね。

・スザンナ・ポイキオ(フィンランド) 156.31(3位)

SP:「リールーズのテーマ」 FS:「ラフマニノフ・セレクション」

 姉さんもやっぱりシーズン前半と比べて演技構成点が格段に高くついたのが一番の勝因でしょう。技術面では転倒がなかったとはいえ、いくらかジャンプのすっぽ抜けもあったし(ちょっと巻き足グセが強くなってたし)、SPではスピン・ステップが全部レベル2以下でちと悲惨(T_T)。演技そのものは本当に素敵で、いいときの姉さんが全部引き出された感じ。それだけに、レベルがともなってくればね・・・。今季一度もビールマンスピンを入れていないのは、おそらく先シーズンの負傷をまだ引きずっているからでしょうか。そんな中でも最大限の演技を見せた気概には、もう姉さんを通り越して「社長!」と呼びたい(なんで?)

・アレナ・レオノワ(ロシア) 143.99(4位)

SP:「アル・アンダルス」 FS:「La Leyenda del Beso」

 ジャンプが決まれば、もう演技も表現もなくがばーーーーっっと笑顔に。スルツカヤ~ソコロワ直系のロシアの正しい伝統(?)を感じさせますな。多少スケーティングにつたないところがあっても、ここまでジャンプがバシバシ決まれば、見ているこちらも自然に顔がほころんでしまう。ちょっとGPシリーズ中よりも柔軟性上がったかも? ビールマンの形がよりキレイに。スパイラルは相変わらずヨシエちゃんを思い出す足の上がらなさ・・・だけども。

・キーラ・コルピ(フィンランド) 139.01(5位)

SP:「勝利」 FS:「Crooked Room/Passenger to Copenhagen」

 先シーズンの世界選手権で、スパイラルの最中に転倒したコルピ。今回もFSの冒頭で滑り出した直後に派手に転んで演技中断。いきなり減点-3がつく災難。さらに得意のループジャンプもSPとFS両方で回転不足判定(おまけにコンビネーションつけられず)。ちょっと苦々しい思いの残る試合でした。おそらくこれで世界選手権の代表からはもれたと思いますが、それでも5位を死守するあたり、フィンランドの底力ですかね。ファッションリーダーとしての存在感もアリでしたし。SPの衣装は、去年は思いっきりモードチックでしたが、今年は赤と白で可愛らしく。真央やんの代わりにクリミオのCMに出られそうでした。

・カタリーナ・ゲルボルト(ロシア) 137.05(6位)

SP:「Seven Years in Tibet」 FS:「カルメン」

 レオノワとは対照的におっとりタイプですが、完全に気迫負けしてますね。あのレオノワのがばーっと開いた口に食べられそうです。調子のいいときはもうちょっと勢いのあるジャンプ跳ぶ人なんですけど、今日は全体にヨロヨロと。ロシア選手権のカルメンのような、シャープな感じほしかったですね。

・アネッテ・ディトルト(ドイツ) 136.98(7位)

SP:「The Feeling Begins(『Passion』より)」 FS:「白鳥」

 今年からミヒャエル・フース門下別名the family of JIBAKUの一員として、手始めにスケートアメリカでは見事な自爆を披露しましたが、それ以降かなり持ちこたえてます。スケーティングの滑らかさは解説の樋口コーチの折り紙つきだし、それにジャンプが加われば、まあほっといても点数が出る選手なのでね。惜しむらくはやっぱり、SPのプチJIBAKUかなぁ。

・ジェナ・マコーケル(イギリス) 131.42(9位)

SP:「Harlem」 FS:「シルク・ドゥ・ソレイユ セレクション」

 SPで4位に立ったものの、FSは12位まで転落。大柄な選手は演技が大きく見える代わりに、他の選手だったらごまかしの利くミスまで目立ってしまうのが不利といえば不利。とはいえ、他の選手の点が抑え気味だった今大会では、出来ればもっと上位に食い込んでおきたいところだったかも。そういえば、男子シングルを観戦中のマコーケルが画面に映ったとき、実況の藤吉アナがひとこと

「あぁ、あれですねぇ・・・新妻

すてきな響き(笑)

・トゥバ・カラデミル(トルコ) 130.85(10位)

SP:「オーシャンズ13」 FS:「Ratatouille」

 キャリアも個性もあって、カナダ仕込みのいいスケートするのに、なぜか演技構成点が上がらないひと。わりといい演技には惜し気もなく点がついた今大会においてすら、その恩恵にあずかれませんでした。転倒や回転不足のジャンプが多いから、技術点があんまり伸びないのは仕方がないにしても、「魅せる」事にかけては非常にスキル高いと思いますが。何がいけないんだろう。解説の千香ちゃんはすっかりベテランだと思っていたのに、実は自分より年下だったのがちょっとショックだった模様。

・エレーナ・グレボワ(エストニア) 128.36(12位)

SP:「我が母の教えたまいし歌」 FS:「カルミナ・ブラーナ」

 レピスト以外で唯一セカンドトリプルを成功させた選手。SPの3T+3TとFSの2A+3T、どちらも今シーズンそれなりに安定してますが、一方でルッツとループがあまり安定しないのがちょいネックか。今回もジャンプの不安定さがそのまま演技の不安定さにつながったかなと。顔は若かりし由美かおるっぽい美人。かもし出す雰囲気も非常に優雅なものがあります。

---------------------------------------------------------------

 以上で、欧州はひとまずおしまい。全米についてもシズニーの優勝についてとかライサチェクさんのギリギリ表彰台確保とか、スルーしがたいトピックはありますが、モタモタしてるうちにもう四大陸ですし、そっちでの更なる活躍に期待、ということで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »