年越してもグランプリファイナル・ペア
最近このブログが急に重くなった気がします。ただでさえ文章が長いのに読み込みが遅いと他人様に読んでもらえなくなるんじゃないかと心配です。つーかこいつのせいじゃないかと思うのですがいかがでしょうか。
さて、年末にようやくグランプリファイナルのペアの放送がありましたので、感想文やってみます。
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ペア
・マリア・ムホルトワ&マキシム・トランコフ(ロシア) 153.16(6位)
SP:「Nobody Home」 FS:「お嬢さんとならず者」
なんだかファッションセンスがオモシロ過ぎる。SPはムホルトワがDJ OZMAもびっくりの肌色衣装。もう少し濃い目の茶色のほうがパートナーとのバランスがよかったんじゃないかと思うし、FSはFSでトランコフのならず者っぷりが…ロシアのヤンキーたちはあんなもんなのか? なのか?
さてそのならず者、3Tを豪快に転倒したあとがっくりパワーダウン。キス&クライにも顔を出しませんでしたが、何があったのか情報を探してみてもよくわからない。のちのロシア国内戦では2位に入っているので、それほど重いケガではなさそうですが。
・川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ(ロシア) 167.45(5位)
SP:「白鳥」 FS:「I Pagliacci」
SPではジャンプとスピンで点が伸ばせず最下位。特にサイドバイサイドのスピンはデフィカルトポジション満載、あれを合わせようとするほうがどーかしてるんじゃないかってくらい(しかしFSでは見事なユニゾンで成功。恐ろしい)FSでは4SThはツーフットでしたが、アクロバティックなリフトでやや取り戻せたかシーズンベスト。ここら辺はコーチのタマラ・モスクビナの意地とこだわりを垣間見るような。さすがデニス・ビールマンより先にビールマンスピン思いついただけあるわ。
・タチアナ・ボロソジャル&スタニスラフ・モロゾフ(ウクライナ) 175.83(4位)
SP:「Mr. Holland's Opus」 FS:「パール・ハーバー」
ほかのペアの出来不出来に惑わされず、マイペースを貫き通した演技。FSではちょいズレましたが、SPでのサイドバイサイドのスピンは今大会一番の完璧なユニゾン。ただFSのジャンプが・・・3T+2T+SEQではボロソジャルがパンクして、3Sは2人とも着氷ミス、3LoThはツーフットと、どんなに他が良くてもジャンプが決まらないとどうにもこうにも点数が上がらないのヨ、という見本のような結果に。あとここ最近のモロゾフは妙にミリタリーめいた衣装ばっかり着てる気がする。何かいい衣装とプログラムを考えてさしあげたい(しかし私にそんな才能はない)。
・アリョーナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコヴィ(ドイツ) 185.09(3位)
SP:「Lost in Space」 FS:「シンドラーのリスト/アダージョ」
しっかし面白いなーこのSP。回を重ねるごとに二人のぶっ壊れ度ハッチャケ度が上がってきてるのがわかります。しかも結構ハマってるんだなこれが。このプログラムのおかげで一気にキャンデロロ’s チルドレンの一組に名乗りをあげましたね。
対してFSでは、このペア独特の決め業である3T+3T+SEQや3FThがいま一つ活かしきれないまま終わってしまいました。ただ、ここまで毛色の違う2つのプログラムを演じ分ける力はほかのペアにはなかなか無いもの。大事にしてほしいです、ゾルコヴィの全身タイツといっしょに。
・ダン・ジャン&ハオ・ジャン(中国) 188.22(2位)
SP:「Riding on the Wings of Songs」 FS:「ピアノ協奏曲『揚子江』」
悠子ちゃんちのサーシャといい、ここんちのハオ・ジャンといい、なぜかペア男子はマッチョマンほど柔軟性が高かったりする。今回の、特にSPは身体的にも雰囲気的にも柔らかさが増した2人の成長を見せるいいプログラム。特にスピンはあの速さでしっかりユニゾンを維持できるのがすごい。FSで2A+3Tの着氷がぐら付いたのと3LoThの転倒が響いて点が伸びませんでしたが、この二人のスロージャンプとツイストはまた独特の魅力。うまく言えませんが、パン&トンのジャンプとツイストを擬音にすると「スパッ」ていう感じ。ジャン&ジャンは「ふわっ」っていう感じ・・・(自分でもよくわからん) 今のところ一番の課題はダン・ジャンのスタミナかな。一回でもジャンプ失敗すると、その後の演技からガクッと元気がなくなることが多いので。
・チン・パン&ジァン・トン(中国) 191.49(1位)
SP:「The Midnight Blues」 FS:「タンゴ(Gotan Project)/アランフエス協奏曲/ロクサーヌのタンゴ(『ムーラン・ルージュ』より)」
28/29歳にしてファイナル初優勝、おまけにパーソナルベスト更新。なんか、バクゼンと勇気もらいました。ありがとう。
とはいえ演技は一長一短なところも。ジャンプで回転不足判定をくらわなくなった代わりに今度はスピンが揃わない・・・orz 演技については、もともと劇的な感情表現を得意とするペアなので、タンゴ独特のきびきびした動作や適度に抑制のきいた表現というのは、このペアの持ち味からはちと外れている気がしないでもないですが、だいぶいいところまでは来てる気はするんだなぁ。これを乗りこなせればペアとしてまた更にもう一段階上に行けますよきっと! 対してスロージャンプとツイスト連発の「アランフエス」パートは2人の得意分野である叙情的表現もあわせて、もはや文句の付け様もなし。あとはタンゴパート次第だね。
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