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2008年11月

来月は誰だろう、と思ってしまう。

 11/22にDELE(スペイン語検定)を受験しました。結果はまず間違いなく玉砕してると思いますが。

 その足で青山円形劇場に、遊機械プロデュース「ア・ラ・カルト」観にいってきました。いやー生き返った。高泉淳子は相変わらずガキンチョからバーサンまで芸達者でした。

 そんなこんなでしばらくのあいだパソコンから遠ざかっているうちに、明日はもうNHK杯。いまさらもう中国もフランスもないだろうということで、両大会の感想はいさぎよくスキップしよっかな~なんて・・・(どこがいさぎよいんだ)。まぁ後のロシア杯とNHK杯をしっかり見ておけば、主力選手は全員網羅できるはずですから・・・。

 グランプリシリーズと並行して、先週末~今週アタマには全日本ジュニア選手権が開催。結果は近年まれに見る荒れ模様だったと教えられ、どきどきしながら連盟のサイトを覗いてみたら、はたして脳裏を"下克上"という言葉がよぎるような仰天の結果でした。男子は羽生くんと町田くんがともに180点越えてます。女子は上位三人は全員、シニアの全日本に出場するの初めてですよね? 今井さんの演技を、一度よく見てみたかったので、こりゃ今から全日本シニアが楽しみです。

 そして昨日には、我らが太田由希奈嬢が競技を引退。皆さんご存知とは思いますが、ニフティのフィギュア特集に彼女からメッセージ(これ)が寄せられています。今後は学業と並行しながら、スケートは続けていきたいと、そもそも競技以外でもスケートを続ける道が開けたから引退してもいいと思えたのだということです(だいぶ超訳気味ですが)。もちろん大学での学業もあるでしょうから、そう頻繁に人前に登場することは出来ないだろうとは思いますが、これからも彼女の演技が見られると分かってほっとしました。

 ただ、ヤフーのスケート特集に載せられた記事(これ)に書かれた「やるからには勝ちたいが、納得する演技ができない」というコメントに、まだ試合に未練を残している様子がうかがえて、切ないですね。

それにしても9月ジェフリー・バトル、10月ステファン・ランビエール、11月太田由希奈と、このところマンスリーで引退者が出ているフィギュアスケート界。いったい来月は誰が消えるかと、笑えないブラックユーモアに走るワタクシでございます。

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スケートカナダ 男子シングル

 男子シングル。おもっくそ駆け足でやりまーす。

・ウラジミル・ウスペンスキー(ロシア) 150.50(11位)

SP:「冬(『四季』より)」 FS:「ノートルダム・ド・パリ」

 正統派な兄貴に比べると弟はちょっと風変わりな選曲で攻めてきている。いかにもジュニア上がりな勢いが活かせるドラマチックなプログラムではあるけれど、シニアグランプリ初戦の緊張と焦りの上に、まだスタミナが足りないのか、後半一気に演技が粗くなった。これから経験をつんでスピンにもスケーティングにも、もっと磨きをかけてくらさい

・ジェレミー・テン(カナダ) 169.79(10位)

SP:「レィエンダ」 FS:「August's Symphony/Duelling Guitars(『August Rush』より)」

 伏目がちなアングルだと及川ミッチーに似てる(心の底からどうでもいい話)。SPでは3Aで転倒し、3Lz+1Tに。それで慌てたのかステップでちょっとよろける場面も。FSでは本人も納得したのか、実に晴れやかな顔でフィニッシュ。SPで失敗した3Aも3Lz+3Tもしっかり決めて、スピンも難しい姿勢を織り込んだまま速い回転速度を維持出来ていました。上半身の動きにもっと気が回れば理想系に近付いていくんじゃないかな。ちょっと口元がジェフ先輩に似てる?

・アントン・コワレフスキー(ウクライナ) 170.61(9位)

SP:「Flamenco」 FS:「アルメニアン・ダンス/ヴァイオリンと管弦楽のためのボレロ」

 スピンにショットガンやレイバックのポジションを入れてよく工夫している。つなぎはおそるおそる滑っているような危なっかしさを感じるが、エレメンツには勢いあり。ステップに合わせて解説の伊藤みどり様「ブラッケット、ツイズル、バックインループ、ごにょごにょ・・・」などとモノスゴイ早業でステップの種類を言い当てていく。みどり様「ステップには圧倒されましたねー」ワタシはあなたの喋りに圧倒されましたよ。

・南里康晴(日本) 177.84(8位)

SP:「月光」 FS:「アランフエス協奏曲」

 ジャンプは失敗しても動きは滑らかだった世界選手権と比べると、若干動きに勢いがなかったかも。スピンもいつもより遅かったかな~、と。今年のメラノ杯やゴールデンスピンでは高い得点で優勝しているのに、グランプリシリーズやISU選手権など、上位に食い込みたい試合になるとぽろぽろミスが出てきてしまいますね。

・ブランドン・ムロズ(アメリカ) 192.23(7位)

SP:「Till Eulenspiegel's Merry Pranks」 FS:「トッカータとフーガ ニ短調」

 パトリックちゃんといいムロズといい、最近の北米の若手は妙にフケている。なんでじゃ。滑りは実に北米人らしい実直なスケーティング。なんとなく色をぬる前の真っ白い画用紙を連想させる。まだ彼の演技にヘタにコメントするのは早計かもしれない。でもSPの冒頭で妙な小芝居を始めたり、FSの衣装に見事な洗濯物がぶら下がってたり、将来ツッコミがいのあるスケーターになりそうな予感・・・。

・セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) 201.59(6位)

SP:「Concert for Violin and Percussion - Prague」 FS:「タンゴセレクション」

 普通に滑ってるところでヨロヨロする場面も多かったものの、各エレメンツには安定感アリ。特にスピンはスムースなポジション変化に磨きをかけてきている印象を受けました。。ただあの如何にもロシアンな衣装はプログラムの雰囲気にそぐわない。FSの振り付けにしてもタンゴっぽい動きを取り入れているものの、まだ「らしさ」が足りない感じ。ロシア大会までに、よりプログラムの消化に努めてほしいですね。

・ショーン・ソーヤー(カナダ) 206.56(5位)

SP:「Another Brick in the Wall」 FS:「アマデウス」

 アメリカ大会に続いてパーソナルベスト更新。今年のFSは見れば見るほどいいプログラムだ。つなぎのスケーティングの滑らかさが、ステップシークエンスにもっと活きてくればなお良いかな。かならず回転不足で降りてくる3Aも問題ですが、こればっかりはどうすればいいのか素人のアタクシにはさーっぱりワカリマセン。

 そういえば、このひと誰かに似てるとおもったら、ココリコの遠藤氏に似てるんだわ(またどうでもいい話題を・・・)あ、胸にイレズミしてら。

・ヤニック・ポンセロ(フランス) 208.97(4位)

SP:「ベートーヴェン 交響曲第五番」 FS:「Caravan/Summertime/Porgy and Bess/Sing Sing Sing」

 SPはノーミスの演技で1位に立ったものの、FSでは乱れて5位まで転落。結局いつもの展開。とはいえ、あの衣装にあの振付。さすがだ・・・さすがはフランスのスケーターだ・・・・・・。演技の良し悪しとか好みはまったく別問題として、何をどうしたらああいうプログラムが完成するのか、脳ミソかち割って検証してやりたい気分だ。

・エヴァン・ライサチェク(アメリカ) 209.27(3位)

SP:「ボレロ」 FS:「ラプソディー・イン・ブルー」

 タラソワ一年生の毎度の慣習で、まずプログラムのハードさに見事にぶち当たってる印象。去年の浅田マオやんと似たような状態に陥っている感じ? ただ、1位との点差を考えたら、4回転回避してる場合じゃなかったと思うんだけどな・・・。結局アメリカ大会カナダ大会ともに3位で、ファイナル出場はかなーーーーり微妙。

 ただ、今年の彼はそれほどファイナルを重要視していないんじゃないか? という気も。シーズン前半いっぱいはプログラムの消化に充てる覚悟でいそうな・・・。

・ライアン・ブラッドレイ(アメリカ) 212.75(2位)

SP:「エルヴィス・プレスリー・メドレー」 FS:「ラテン・メドレー」

 去年の小塚崇彦に続いてガソリンスタンドの店員が登場(SPの衣装)。相変わらず観客をプログラムに引きずりこむパフォーマンスはお見事。ジャンプはSPで少しミスったものの、FSで清算。あんなに客席がどよめいた3Aはじめて見た。スピンもA字→ショットガン等、ユニークなポジション変化。キャメルスピンの速度が上がればなお良し。

・パトリック・チャン(カナダ) 215.45(1位)

 SP:「Tango de los Exilados」 FS:「ラフマニノフ チェロ・ソナタ/ピアノ協奏曲第二番」

 高難度のジャンプで失敗するが、滑りのよさで点数をリカバーできる選手。とはいえ、より万全を期すにはやはりジャンプにもっと安定感がほしい。演技にも確実にムードが出てきてはいるが、さらに欲を言えば、SPの振り付けによりタンゴらしい”キメ”のシャープさがほしい。

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[改題]グランプリシリーズ、欠場&代替出場者一覧

11/17追記:ロシア・日本各大会の欠場者を追加しました。

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・スケートアメリカ

男子

ケビン・ヴァン・デル・ペレン(ベルギー) → 補欠ナシ

セルゲイ・ダヴィドフ(ベラルーシ) → イゴール・マチプラ(スロバキア)

クリストファー・メイビー(カナダ) → イアン・マルティネス(カナダ)

チェンジャン・リー(中国) → 未定結局補欠ナシのようです。

アンドレイ・グリアチェフ(ロシア) →アレクサンドル・ウスペンスキー(ロシア)

ペア

ピアッコスカ&コロミン組(ポーランド) → カナック&コイア組(フランス)

アイスダンス

フレイザー&ルカニン組(アゼルバイジャン) → 補欠なし

モンコ&トカチェンコ組(ロシア) → ルブレワ&シェファー組(ロシア)

未定(アメリカ) → サマーセット&ジルズ組(アメリカ)

男子はのっけからダヴィドフ&リーの年長2双璧がそろって欠場。中堅世代にあたるメイビーも今期は2試合とも辞退、、、ってどーしたのみんな。かわりに出場が決まったのはマチプラ、マルティネス、ウスペンスキー兄、あとたぶん中国の誰か。マチプラはメイビーと同い年。二試合とも補欠出場で確保しちゃったラッキー君ですが、しっかりチャンスをモノにしてほしいです。

 ペアとアイスダンスは、、、名前が読めん(汗)。これで合ってるかどうか自身ナイっす。今回欠場した二組とも、若手~中堅世代に入るので、別に引退したとかではナイと思いますが。。。

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・スケートカナダ

男子

ジェフリー・バトル(カナダ) → ショーン・ソーヤー(カナダ)

未定(カナダ) → ジェレミー・テン(カナダ)

カレル・ゼレンカ(イタリア) → 未定

ステファン・ランビエール(スイス) → アントン・コワレフスキー(ウクライナ)

女子

キーラ・コルピ(フィンランド) → エレーナ・グレボワ(エストニア)

ペア

ラングロワ&ヘイ組(カナダ) → ブロデュール&マッタートル組(カナダ)

未定(カナダ) → カークランド&ラドフォード組(カナダ)

ピアッコスカ&コロミン組(ポーランド) → エボラ&ラドウィグ組(アメリカ)

アイスダンス

ヴァーチュー&モイア組(カナダ) → 未定

未定(カナダ) → チョン&グフェラー(カナダ)

リード姉弟(日本) → 未定

 バトルの穴を埋める形で、ソーヤーの二試合目の出場が決定。繊細タイプとマッスルタイプの両極に分かれるカナダ勢(注:ロシェットは含んでも含まなくてもよい)の中にあって、ひときわ線の細い印象のあるソーヤーですが、日本の柴田嶺と並ぶ2大軟体系男子としての実力を遺憾なく発揮しきれれば、インパクトもぐっと強くなって、日本での放送も増えるでしょう(笑)。待ってるぜ!! そしてカナダの未定枠には、今年シニア入りしたジェレミー・テンが。 某ブログ様では、エマニュエル・サンデュの電撃復帰を期待する声もあがっていましたが、どうやら連盟は召喚に失敗した模様(笑)。

 われらが氷上のセレブことキーラ・コルピは、毎年秋口に体調を崩している気がしますが、今年もやっぱり初戦欠場となりました。なんでも謎の病気で足の疲労がとれないとか・・・?(だいぶハショって説明しています)原因がわからないってところが去年のジュベールみたいだな。かわりに出場するグレボワは今年シニアに完全移行した選手。どんな演技をするんでしょうか。

 ペアのラングロワ&ヘイはもうベテランといってもよい組ですが、なーんですか、今年は年長者からどしどし名前が消えているような気が。NHK杯には予定通り出場のようなのでうまく調整してほしいですね。

 そしてリード姉弟も欠場。いつのまに。クリス弟の怪我がよくないのでしょうか。

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・中国杯

男子

ジェフリー・バトル(カナダ) → ジェレミー・テン(カナダ)

高橋大輔(日本) → 未定

女子

ユリア・シェベスチェン(ハンガリー) → ビンシュ・シュ(中国)

ペア

リー&シュー組(中国) → ザン&ワン組(中国)

クラシルニコワ&ベズマテルニク組(ロシア) → 未定

キャスティール&オコルスキー組(アメリカ) → ギレン&クルゾン組(アメリカ)

 欠場者が増えたので追加しました。直前なので高橋大輔には代替出場者はつかないかもしれませんが、もし誰かが代わりに出るとしても、織田信成はあまりに気まずいのでやめたほうが・・・。

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・エリック・ボンパール杯

男子

ジンリン・グァン(中国) → ジァンリァン・ウー(中国)

キム・ルシーヌ(フランス) → ヨアン・デスロ(フランス)

アンドレイ・グリアツェフ(ロシア) → アンドレイ・ルータイ(ロシア)

ステファン・ランビエール(スイス) → イゴール・マチプラ(スロバキア)

女子

キーラ・コルピ(フィンランド) → 未定

ヴァレンティナ・マルケイ(イタリア) → 未定

アイスダンス

モンコ&トカチェンコ組(ロシア) → ブドゥネル&モスキッキ(ポーランド)

 中国勢、先シーズンの世界ジュニア3位のグァンが中堅のウーにバトンタッチ。グァンは中国には珍しく、表現者タイプの選手だそうですから、ぜひ見たかったのですが。

 アイスダンスはこの2組とも、演技を見たことがないのでなんとも言えないのですが、モスキッキについてはもっと正しい名前の訳し方があるんじゃないかと。このままじゃ脳内に「アイアイ」のメロディが流れてきそうで。。。

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・ロシア杯

女子

セニア・ドロニナ(ロシア) → カタリーナ・ゲルボルト(ロシア)

未定(ロシア) → アレーナ・レオノワ(ロシア)

追加:武田奈也(日本) → 未定

追加:ジェニ・ベヘマー(フィンランド) → ナヨン・キム(韓国)

追加:サラ・マイアー(スイス) → アリッサ・シズニー(アメリカ)

ペア

ウシャコワ&カレフ組(ロシア) → オゼロワ&エンベルト組(ロシア)

アイスダンス

ミハイロワ&セルゲーエフ組(ロシア) → プラトノワ&グラチェフ組(ロシア)

 新たに女子シングルで三人が欠場。代わりにナヨン・キムとアリッサ・シズニーが出場することに。特にシズニーは第一戦で表彰台に乗っているだけに、今回の結果次第ではファイナル出場の可能性も出てきますが、なにぶん急な決定なので万全に調整が出来るかどうか。

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・NHK杯

男子

ジンリン・グァン(中国) → ジャマル・オスマン(スイス)

クリストファー・メイビー(カナダ) → アントン・コワレフスキー(ウクライナ)

セルゲイ・ダヴィドフ(ベラルーシ) → セルゲイ・ドブリン(ロシア) → ピーター・リーバース(ドイツ)

追加:高橋大輔(日本) → 南里康晴(日本)

ペア

追加:ラングロワ&ヘイ組(カナダ) → ピソッタ&ステュワート組(カナダ)

追加:シェレメティエワ&クズネソフ組(ロシア) → マギッテリ&オタレク組(イタリア)

アイスダンス

追加:ヴァーチュ&モイア組(カナダ) → パハルディ&カルソ組(イタリア)

 結局ダヴィドフおっちゃんとメイビーは二試合とも欠場ですか・・・。彼らぐらいのクラスの選手は、世界選手権だけに焦点を絞ってもあまりメリットがないので、グランプリ等にはどしどし出てくる筈なのですが・・・怪我でもしたのか? へ?引退?いやいや、まだまだやってもらわにゃ。あれ、グァンはここでも欠場ですか。ぐぁーん(←寒い)

 グァンの代理として出場予定だったドブリンのさらに代理としてドイツのリーバース。ダイスケはこのまま今シーズンは治療に専念するそうです。ヴァーチュの怪我はどんなもんですかね?

 そして、ランビエールなき今、スイス男子のトップとして(わたしの脳内限定で)にわかに注目を浴びているジャマル・オスマンが繰り上がって出場。おお、これはナマで見るチャンスだ。

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 ・・・とまぁ、ざっとこんな感じで、開幕直前のラインナップが揃っています。試合が進むにつれて、フランス大会やロシア大会などの欠場者が徐々に増えていく可能性もありますが、選手全員が無事に試合に出場できるように祈りましょう。

 もちろん、トップ選手が多く欠場&引退していることはショッキングで寂しいことではあるのですが、見方をかえれば、そのぶん普段見られない下位選手が多くテレビ放送される可能性がある、ということでもあるわけですし、それは多くのスケートファンが理想とするところでもあると思います。

 だからして、くれぐれもテ○ビ朝日には、バトルやランビエール用に確保しておいた枠が空いたからといって、ここぞとばかりに放送時間短縮したりしたら許さんぞと。

 そしてマオやんとミキティの宣伝コーナーの時間をムダに延長したり、ましてやシューゾーの暑苦しい顔アップをムダに挟み込んだりなどというのは鬼畜のおこないだぞと。そこらへんをしっかり頭に入れておいてほしいものです。

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スケートカナダ 女子シングル

 みなさん、フランス大会たのしんでますか~~~? 当方はいよいよカナダに入国ですよ~~~(←遅すぎる) ちなみに、ジァリァン・ウーはフランス大会でも4回転ルッツを予定に入れているそうでっせー。

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女子シングル

 SPはどの選手もPCSがのびませんでしたねー。ほぼロシェットの一人勝ち状態で、コストナーでさえも25点台とは。我らが村主章枝も24点台で、不振だった昨シーズンとほとんど変化ナシです。むしろ四大陸選手権のときより低いくらいで。でもみんな、これもひとつの試練だと思って(←眠いからさっさと話を切り上げたいらしい)

・ミリアン・サムソン(カナダ) 112.74(12位)

SP:「Within」 FS:「ワルシャワ・コンチェルト」(放送されなくってよ)

 今年からシニアに上がった選手。SPのみで、FSはテレ朝のインボーにより放送されませんでした。いかにもカナダ人らしいというか、パトリックちゃんほどじゃありませんが、滑りに妙に老成した雰囲気を感じます。スピンのポジションもいちいち決まってるし、派手じゃないけどドラマチックな音楽によく合わせて踊っていたと思います。まだ個性を求めるには経験が浅いかもですが、将来は地味~に存在感のある選手になりそう?

・エレーナ・グレボワ(エストニア) 116.38(11位)

SP:「我が母の教え給いし唄」 FS:「カルミナ・ブラーナ」(これも見られなくってよ)

 彼女もSPだけ。ふちが黒くて中がピンクの衣装、ローストビーフ?(←失礼) マリーナ・ズエワの振り付けなんですね。初めてちゃんと演技を見ましたが、この人もなかなか雰囲気のあるいい選手。アクセルジャンプの後にすかさずステップシークエンスにつなげたりして、なかなか工夫がこらされているプログラムなのですが、3T+3Tを豪快に転倒した余波で点数が伸びない。

・ジェニ・ベヘマー(フィンランド) 122.75(10位)

SP:「ハウルの動く城」 FS:「ウエストサイド・ストーリー」

 フィンランドの選手を見ていると、やはり彼の国はアジアとヨーロッパの交差点なのだなと実感。

  • 顔もスタイルもアジアっぽいポイキオねえさん
  • 顔はモロ白人系なのにプロポーションは意外とアジアっぽいコルピ
  • 顔は早乙女太一だけど意外と手足の長いレピスト 
  • 顔も体型もヨーロピアンなベヘマーちゃん

 そんなわけで、この4人の中では(日本人から見て)いちばんいいクジ引いてる(?)ベヘマーちゃんですが、今回はルッツとフリップに果敢に挑むも失敗するなど、ジャンプミスがひびいて、彼女のソフトなスケーティングやスパイラルをもってしてもちょっとカバーし切れませんでした。やはりジャンプの失敗に関係なくプログラムを引き締められるスケーターというのは、ほんの一握りです。

・武田奈也(日本) 128.93(9位)

SP:「Artistry in Rhythm」 FS:「白鳥の湖」

 結局シーズンインまでにルッツとフリップはモノにならなかったようですが、それをおいてもとにかく体調の悪そうな演技。スピンに去年のような切れ味が無いし、何より種類は少なくても跳べるジャンプは美しく跳ぶのが身上(?)のなやさん(←「奈也」が「なや」ってよめる)ですのに、得意のループやサルコウが決まらない。これは絶対調整不足じゃなくて体壊してるだろと思ったらロシア杯欠場ですって。

・シンシア・ファヌーフ(カナダ) 133.47(8位)

SP:「ノクターン」 FS:「Mission Cleopatra(『Asterix and Obelix』より)」

 ファヌーフってまだ二十歳だったんですね。勝手にベテランだと思ってましたが、わしより年下だったとは。昨シーズンに怪我から復帰してきましたが、同じ2004年の四大陸選手権で表彰台に並んだ太田由希奈とファヌーフが揃って似たような境遇に置かれているというのは、なんだかすごいのか不幸なのかよくわからん偶然ですな。スピンやステップなどにはしっかりした基礎を感じましたが、いかんせんジャンプの具合がまだよろしくない。これからですね、これから。

・ジェナ・マコーケル(イギリス) 139.37(7位)

SP:「ハーレム」 FS:「シルク・ドゥ・ソレイユ・セレクション」

 SPは本人もガッツポーズを見せるほどの会心の演技でしたが、FSで崩れてしまいました。SPの好成績に、「SPで出した結果を維持できるような演技をせねば」と考えすぎてしまったとか? 体格の割に小ぢんまりした演技になってしまいました。ダンナ(ベルギーのケビン・ヴァン・デル・ペレン)のハッチャケ振りを見習ってみて! ・・・ってそれもマズイか。

・ベアトリーサ・リャン(アメリカ) 142.12(6位)

SP:「魔法使いの弟子」 FS:「SAYURI」

 わりとパワーやらスタミナやら豊富そうな体型のリャンお嬢さんですが、意外とこのひとの完璧なプログラムってほとんど見たことがない気がする。SP・FS問わず、何かしらミスするんですよね。スピンの速さも柔軟性もあるし、スパイラルの最中にも曲想に合わせた振り付けを入れていたり、プログラムに対する細やかな気遣いもあります。かならず一回はあるジャンプミスがなくなればなー・・・

・キャロライン・ジャン(アメリカ) 150.80(5位)

SP:「ラ・バヤデール」 FS:「眠れる森の美女」

 某雑誌で樋口豊氏が話してオラレタとおり、どうもスケーティングの一歩一歩に伸びがない。なかなかPCSが上がらない原因はこういう所にもあるのでは。今年シニアに移行したアメリカ3人娘の中では、いちばん表現に対する意識が高いだけに、努力が結果に結びつかないのは見ているこちらも歯がゆく思ってしまいます。

・カロリーナ・コストナー(イタリア) 152.76(4位)

SP:「Mujer Sola/Canaro en Paris」 FS:「オディールと王子のパ・ド・ドゥ(『白鳥の湖』より)」

 冒頭でも言ったとおり、SPのPCSは25.76と今イチ振るわない結果に。普通に滑ってる最中と最後の2Aで2回の転倒、ことに前者はPCS(特にスケート技術とつなぎの滑り)にダイレクトに反映されるだけに、今回の結果はまぁ仕方ないかと。FSも順位を上げはしたものの、点数的にはやっぱり辛い。個人的には、今までどうにも理解できなかったこの人の良さとか魅力が、今回の演技でわかった気がするな~と思えたので、十分に有意義ではありましたが・・・。

・アリッサ・シズニー(アメリカ) 157.92(3位)

SP:「白鳥」 FS:「Excerpts(『ドクトル・ジバーゴ』より)」

 ネーベルホルン杯の優勝はまぐれでは無かったことを証明する滑り! 本気のシズニーが帰ってきてくれましたよ!! っていつだって本気なんですけどねシズニーは!! いつぞやのGPシリーズガイドブックに「どんなにジャンプを失敗しても、絶対に演技を投げ出さない姿勢は賞賛に値する」と書かれていて、「わかってるじゃないの」と一人で勝手に相槌を打ってしまいました。・・・それはおいといて。

 SPこそジャンプの回転不足を二つもくらって不運でしたが、スピンは相変わらずのクオリティ。SP・FSでGOE合計5.30の加点はもちろんダントツのトップ。ジャンプもFSでコンビネーションをひとつ抜かしたのと3+3が決まらなかったとはいえ、去年のどん底っぷりはなんだったのよと思うほどの安定感でした。今年はカナダ一試合だけですが、その大事な一試合でしっかり表彰台に乗ってきました。よかったよかった。(追伸:代打でロシア杯に出場が決まりましたっす)

・村主章枝(日本) 163.86(2位)

SP:「Fanfan」 FS:「Otonal」

 とにかく「惜しい!!」の一言。

 まずよくない事。SPでレイバックスピンのトラベリングをおかしたことに始まって、SFではコンビネーションジャンプを二つとばした上にスピンの種類が重複してひとつが無効に。結果的にFSの基礎点は44.80と、去年の全日本選手権フリーとほぼ同じ点数まで落ちてしまいました。スポーツの世界に「たられば」は禁物とはいえ、もしすっぽ抜けたフリップを含め、コンビネーションジャンプを完璧に跳んで、最後のスピンが有効だったと仮定すると、基礎点だけで12.74も上積みできたことになります。演技後のインタビューではご本人、「多少のミスがあった」と表現されていますが、むしろこれはちょっと痛すぎるミスでは・・・?

 次にいい事。まだまだ慎重に滑っている観は否めないとはいえ、いつもの切れ味のよさが確実に戻ってきていること。そしてFSで基礎点を大量にロスした代わりに、GOEではロシェットやヨナ・キムをも上回る7.22の加点(中国大会終了の時点で、女子では一番の高さ!)を得て、総合のTESを52.02まで引き上げたこと。実に4つのジャンプで1.00以上の加点をマークしています。もし、今大会でおかしたミスをきちんと修正したうえで、同程度の加点を引き出せたとしたら・・・ロシア大会、ひょっとすると、ひょっとするかも~~~ 

・ジョアニー・ロシェット(カナダ) 188.89(1位)

SP:「Summertime」 FS:「アランフエス協奏曲」

 SPではコンビネーションジャンプの第一ジャンプでオーバーターン。間に前を向いてチェンジエッジまでしていたように見えましたが奇跡的にGOEマイナスを受けただけでした。もしテクニカルスペシャリストが厳しいひとであったら、第二ジャンプの2Tを無効にされて、《+COMBO》の判定にされていてもおかしくないと思うので、あのジャンプに関しては「運がよかった」と表現するのが妥当かな、と。

 そのかわり、FSはまさに”圧巻”という言葉がふさわしい迫力の演技。ミスらしいミスといえば、大技のジャンプ3T+3S+SEQの着氷がやや乱れたことと、後半に2Aがシングルになったことくらいで、終始リンクの上でオーラ(と、筋肉)を誇示し続けるかのようでした。ただ、FSでは2つのスピンでマイナス評価を受けるなど、スピンに若干の研鑽の余地がありやに感じました。フランス大会では浅田真央との対戦も控えていますし、どのように修正してくるか・・・?

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スケートアメリカ 女子シングル

 先週の続き、今度は女子シングルです。

 女子シングル

 開幕前からシリーズ一番の激戦地といわれたスケートアメリカですが、蓋を開けてみればヨナ・キムのぶっちぎり1人勝ちという結果になりました。中野・安藤両選手はともに最高とは言わないまでも、上々の滑り出し。現時点で165点台を超えられれば上出来の部類では。 アメリカ勢は前回金メダリストのマイズナーとシニア初参戦のフラット・ナガス両選手を配して、若手の勢いに乗って表彰台を狙おうとしていたのではないかと思いますが、結局のところはフラットの4位が最高で、メダルには届きませんでした。なにぶんシーズン序盤ですので、演技の解釈や表現面についてはとやかく言ってもあまり意味がありませんが、今回は少しスケーティングの面で問題がある選手が多かったように感じました。みんなヨロヨロしているというか、スピード感もあまり無かったかと。みんな2戦目には改善されているといいですけどね。

 ちなみにテレ朝チャンネルではSPでリウとディトルト、FSでリュンとカラデミルがそれぞれカットされました。喝!! テレビ朝日に喝!!!!

・トゥバ・カラデミル(トルコ) 113.91(11位)

SP:「オーシャンズ13」 FS:「Ratatuille(ラタトゥイユ)」(見てない)

 「オーシャンズ13」のサウンドトラックにのって、色仕掛け系ちゅーか、ゲデヴァニシビリ系?(意味不明) 雰囲気作りはさすがの巧さ。コンビネーションジャンプの第二ジャンプで片手を上げるなど、細かな工夫もありました。すべてのジャンプで転倒もしくは回転不足となり、点数が伸びなかったのが悔やまれますが、中位につけた選手たちと比べてもよほど迷いの無い滑り。FSも見たいと思わせてくれるパフォーマンスでしたが、テレビ朝日の心無いオトナノジジョーによりあえなく斬り捨て御免(T_T)合掌。あとでYouTubeかなんかでゆっくり見よう。

・アネッテ・ディトルト(ドイツ) 116.83(10位)

SP:「The Feeling Begins(『最後の誘惑』より)」(見てない) FS:「白鳥」

今季からミヒャエル・フースの門下生となったディトルト。あの変なカチューシャとったら、かくもべっぴんさんでありましたか。FSはチームメイトのカロリーナ・コストナーを髣髴とさせる自爆っぷり(泣)で、ジャンプの転倒による減点‐4という痛すぎる結果に終わりましたが、後半は何とか調子を戻して、スタイルのよさを活かしたきれいなフォルムのスパイラルやレイバックスピンで魅せてくれました。ジャンプはどうも、踏み切る瞬間に軸が斜めになる癖がついているようです。

・ヤン・リウ(中国) 128.12(9位)

SP:「The Impossible Dream」(見てねっス) FS:「Why Are The Flowers So Red」

 5種類のトリプルジャンプを用意しているのに6回しかプログラムに組み込んでいないなど(5種類あれば最大7回まで組み込める)、最初から少しプログラムの密度をゆるめてあったうえに、スピンの取りこぼしが響いて技術点・構成点ともに伸びませんでしたが、観衆の目を自分の’足元’にぴたりと吸い付けるような、流れの途切れない演技だったかと。もう少し構成点は上がっていてもよかったのでは・・・? 

・キミー・マイズナー(アメリカ) 135.92(8位)

SP:「アンジェ・パッセ」 FS:「Concerto Grosso No.11/アダージョ」(Grossoてなんやろ・・・どなたかイタリア語わかる方教えてください)

 キミーボーイズの野太い歓声に後押しされて登場。荒川さんの「なんとか踏ん張りましたね」という解説が目立ったというか、本当にやっとでジャンプを降りているという印象。スピンやスパイラルなどのエレメンツは非常に安定しているし、表現の面でも少なからず感じ入るものはある。ただやはり、彼女のスケーティングはジャンプが決まってこそ輝く、というタイプなんですよね。

・ミラ・リュン(カナダ) 136.16(7位)

SP:「ラ・バヤデール」 FS:「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二・三番」(くどいようですが見てません)

 いまだにリャンさんなのかリョンさんなのかリュンさんなのかハッキリしないけど、なんとなくお馴染みさんになってるリュンさん(場内アナウンスでは「リョン」に近い発音でしたが、ここでは日本でメジャーな「リュン」で統一します)。ちと塗りすぎではと思わせる(失礼)赤いほっぺたも相変わらず、かならず一回は回転不足になるジャンプも相変わらず。演技自体は最後まで流れが途切れず、いい感じでした。コンビネーションスピンがバックから入ってキャメル(ドーナツ)→アップライト(I字→フォアアウト)→足換え→シット(うつぶせ)→アップライト(ノーマル)という、珍しい組み合わせ。

・スザンナ・ポイキオ(フィンランド) 142.14(6位)

SP:「Leeloo's Tune」 FS:「ラフマニノフ・メドレー」

 とにかく慎重を絵に描いたようなスケートで、今年度のプログラムの全貌はまだまだ未知数といったところ。ジャンプで細かいミスが続いたのはまだしも、得意のはずのスピンもあまりレベル4を狙っているようには見えない構成で、失敗で点数が伸びないというよりはあえて難度を下げているような印象を受けました。おそらくはグランプリシリーズは最初から調整の場として位置づけているのかもしれませんし、昨シーズンの故障を気遣って、まだ全力を出すには若干の躊躇があるかもしれません。

・ミライ・ナガス(アメリカ) 142.90(5位)

SP:「City Lights/チャーリー・チャップリン・メドレー」 FS:「Caprice Fantasique/Fairy Tale and Devil's Beauties/地獄のオルフェ」

 体格が変わる時期にあるうえに、今回足の甲かどこかが疲労骨折寸前の状態で臨んだそうで、ジャンプがなかなか安定せず、FSでは全部で10回試みたジャンプのうち実に6回が回転不足という結果に。総合5位に踏みとどまれたのも、他が失敗したからという気もします。あと個人的には、スケーティング時の”欽ちゃん走り”のような手の動きが、ジャンプ以上に気になりますね。今のうちから意識して矯正していかないと、大人になってから苦労するぞ~~~~

・レイチェル・フラット(アメリカ) 155.73(4位)

SP:「Moon River(『ティファニーで朝食を』より)/ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番」 FS:「風のダイアローグ(『海』より)/En bateau(『Petite Suite』より)」

 逆回転のキャメルスピンというのは日本の佐藤菜乃初選手も持ち技にしていますが、リンクを広く使える北米の練習環境だからこそ習得できる技ですね(佐藤選手も練習拠点はアメリカ)。ただやはり、ジュニア上がりの選手はどうしてもすべりのスピードの面でシニアの上位選手に見劣りしてしまいますが、彼女も例外ではないでしょう。ジャンプ以外のエレメンツのひとつひとつにもっと切れ味のよさがほしい。3+3のジャンプはこれまでの3Lz+3Tから3F+3Loに変えたばかりということで、まだ実践では模索段階といったところでしょうか。それにしても彼女、今後の鍛え方次第ではエミリー・ヒューズ2号と化しそうな(笑)・・・。

・安藤美姫(日本) 168.42(3位)

SP:「The Chairman's Waltz(『SAYURI』より)」 FS:「ジゼル」

 SPはピンク色のワンピースに紺の学ランを羽織ったような衣装、FSは「ジゼル」第二幕のヴィリ(未婚のまま死んだ女性が変化した精霊)のイメージと思われる白系の衣装。相変わらずの不思議衣装ですね。モロゾフ印

 このところ彼女に限らず、セカンドジャンプに3Loをつけたコンビネーションジャンプにほとんどお目にかかっていない。今大会では安藤・フラット両選手が挑みましたが、すべて回転不足判定となっています。やはり安全策としては、より成功率の高い+3Tの習得に着手するのもひとつのテかな、とは思いますが、国際大会ではふたり(イリーナ・スルツカヤ&安藤美姫)しか成功させていない難度の高い3Lz+3Lo、それを持ち技に出来ているという誇りはなかなか捨てがたいものだとも思います。難しいところですね。

・中野友加里(日本) 172.53(2位)

SP:「Romance(『馬あぶ』より)」 FS:「ジゼル」

ここ二年くらいの試合ではほとんど必ず160点台後半から170点台前半をマークしていて、どんなコンディションの時でもこのくらいの点数は出す、という最低ラインが決まっているのは、見ている側としても非常に安心できます。SPでは2回転になったうえにお手付きまでしてしまったように、ルッツの精度が不安定なのが気になりますが、エッジの矯正がまだ未完成で・・・とかの理由ですかね。

 FSは技術よりもプログラムそのものにちょっと疑問符が・・・。「ジゼルが狂い死ぬ場面から始まる」という事前の説明があったので、じゃあジゼルの死後(第二幕)のエピソードが中心になるんだろう、それにしちゃあ、あの如何にも村娘然とした衣装はおかしくないか? と思っていたのですが・・・冒頭は確かに発狂の場面の音楽。しかしなぜか、そのまま第一幕の村の収穫祭の場面の音楽に移っていって、和やかな雰囲気のまま終了・・・・・・・・・ストーリーが錯綜してる(笑)。

・ヨナ・キム(韓国) 193.45(1位)

SP:「死の舞踏」 FS:「シェヘラザード」

SP、FSともにクリーンな3+3の連続ジャンプを成功させた唯一の選手。曲想にもきちんとマッチさせた滑りで、要素点と構成点いずれもトップの点数をマークしました。個人的に、昨季のプログラムはSP、FSどちらもいまいち彼女に合っていると思えなかったのですが、今季の、特にSPはしっくり来ていると思います。やはり今季の一番の課題は、持病の腰痛をうまく抑えて3月の世界選手権までコンディションを良好に保つことでしょうか。さらに個人的な希望をいえば、もっとスピンの回転速度が上がれば言うこと無いんですが。なまじ他のエレメンツが水準以上なだけに、余計にスピンが見劣りして感じられてしまう。腰のことを考えると、背面に負担のかかるスピン練習はあまりハードに出来ないのはわかりますけどね・・・。

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こんな感じで、主に男子と女子について書いていこうと思います。ペアとアイスダンスは、NHK杯に直に観戦にいくので、日本大会については書いてみようかな・・・と考えていますが、それ以外は遠慮する方針でいきます。ひとえに私がノロマなのがいけないんですけど(泣)。

スケートカナダについては、もう少し内容の枝葉をおとしてスピーディにやらないとですねー。もたもたしてるとNHK杯の頃に中国のこととか書いてそう・・・

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意外な場所からバンビ発見。

 中国杯も終わったというのに、わたくしの脳内はいまだに北米大陸にとどまってます。待ってーー!! >時代の流れ

 ですが、とりあえずその話は隅のほうにうっちゃって、フランス大会に向けてこんな記事を発見しました。↓

 11/9付の「しんぶん赤旗 日曜版」の第9面にご注目・・・

Kozuka_2

 なんと我らがバンビが一面ぶち抜きで記事になってます。(この日曜版は普通の新聞より小さめの版で刷られています。念のため)

 スケートアメリカの記事なので、格別新しい内容は載ってませんが、こんな記述も・・・

 試合後、うれしい出来事が待っていました。4歳年上のライサチェク選手から「おめでとう」と声をかけられました。 3年前、米国でのスケート修行のさなか、ライサチェク選手と同じリンクで練習する機会がありました。練習から完ぺきなジャンプを求め続ける真剣な姿に「一流」の厳しさを垣間見ました。あれから3年、ようやく「一流」の仲間入りです。(本分より抜粋)

 バンビの躍進の裏には、ライサチェクのスケートに対する心構えも影響しているやも、というお話。たいていライサは、自分を負かした相手にも紳士的な態度をくずしませんが、4年連続で負けている国の相手に向かって祝福を述べられるというのは、やっぱり大人の証ですねぇ。というか、あの弟キャラ全開のタカヒコが相手じゃ、本気でイライラするのも何となく馬鹿らしく感じるのかも(笑) 

 ライサはアメリカ・カナダ大会ともに3位で、ファイナル出場はかなり厳しい状況ですが、ぜひともバンビには初のファイナル出場に向けて、奮起してほしいですね。そのためにもフランス大会で4回転!! 決められるといいな。

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スケートアメリカ 男子シングル

 今週末は、中国だ~~~~~~!!

 でも心はまだアメリカだ~~~~~~!!

 そんなわけでアメリカ大会の男子シングル観戦メモ書きです。何でこんな遅くなってるかといえばテレ朝チャンネルの放送(←1週間遅れ)をきちんと見てから書こうと思ったのもありますが、一番の理由はひとえに管理人の筆と腰が重いせいで時の流れから取り残されちゃってるからです。

 ここはひとつ、二週間前にタイムスリップした気持ちで読んでいただける様お頼み申します。「アタクシの心はもう北京に飛んでてよ!!」という方は読み飛ばしちゃっていーです

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男子シングル

 われらがバンビこと小塚崇彦が開幕初戦で優勝するという「番狂わせ」があったとはいえ、それを除けば比較的順当な結果に落ち着いたと言えるんではないかと。どちらが勝ってもおかしくないジョニー・ウィアーとエヴァン・ライサチェク、それに絡む小塚の三人でダンゴ状態、その下に4回転を持つレイノルズ、続いて中位以下の選手の中では最も経験豊富なショーン・ソーヤーと、まーなんて選手同士の力関係がよくわかる結果でございましょ(苦笑) ここに欠場したケビン・ヴァン・デル・ペレンとチェンジャン・リーが加わったとしたら、もっとカオスなことになっていたやも。

 その中から、今回は小塚が抜け出たことになりますが、1位から3位まで3点も開いていないという、実質点差がないに等しい状況下で辛くも手にした勝利だったわけです。シーズン序盤から見ごたえのある勝負だったと言っていいでしょう。

・イアン・マルティネス(カナダ) 155・18(10位)

SP:「Mambo En Sax/Rico Mambo/Historia de un Amor」 FS:「パイレーツ・オブ・カリビアン」

SPはちょっとノリが空回り気味だったような。大会通してジャンプミスが目立ったのが気になる・・・。特にFSはパンクしたジャンプだけで10点は損してるはず。ただFSの「パイレーツオブカリビアン」は、もともとこういう勇壮な曲と相性がいいのか、なかなか行き届いた表現を魅せてくれました。中盤の端正なイーグルにカナダ人らしさを見た。

・イゴール・マチプラ(スロバキア) 169・61(9位)

SP:「Street Passions」 FS:「Spring」

FSでは、プログラム通して細かく組み込んであるステップとか、それを無理なくこなしていくやわらかいタッチのスケーティングとか、この選手のいいところが出ていたと思います。ただしSPもFSも、衣装と振り付けが笑っちゃうほど音楽にマッチしてない~・・・。中盤のスパイラルやイナバウアーも、もっとたっぷり見せてほしかった。こういう細かい部分へのこだわりが、演技構成点のアップにつながりますよ、と。

・アダム・リッポン(アメリカ) 174.82(8位)

SP:「Storm」 FS:「Send In The Clowns/I Pagliacci」

SP,FS通して3Aが1度もクリーンに決まらなかったのは残念ですが、全体通して雰囲気を保ったまま滑れていたんじゃないかと。SPは少しステップに時間を割きすぎていて、スピンやつなぎのムーブメントが寂しい感じもしましたが、FSではゴージャスなポジション変化のスピンで魅せてくれました。つなぎのスケーティングに独特の「ゆらぎ」のようなものが感じられるので、今後はいかにその独自性を、あのモロゾフ色満載のステップシークエンスの中に持ち込めるかがカギ?

・アドリアン・シュルタイスa.k.a.クチピー(スウェーデン) 177.26(7位)

SP:「Detective」 FS:「Hypnotic/Peuton/ペール・ギュント」

とにかくこの大会でいちばん調子悪かったのもコイツ。そしてあるイミ一番ウケたのもコイツ。SPこそ危なげなく持ちこたえたものの、FSでは序盤にコンビネーションジャンプとスピンを相次いで失敗してから後は息も絶え絶えというご様子でした。曲はオーケストラとブレイクビーツを合わせたような不思議系音楽で、クチピーの得意分野というか、あの妙に爬虫類的なスケーティングによくあっていたと思うので、コンディションさえ戻せばこっちのもん、という気も。しかし、シリアスな雰囲気で滑っていたと思ったらいきなり大マジな顔してDJの真似事を始めるあたり、ヨーロッパの某2選手(ヒント:フランスとベルギー)の系譜をしっかり受け継いでいるらしい・・・・・・orz

・アレクサンドル・ウスペンスキー(ロシア) 177.81(6位)

SP:「母への手紙」 FS:「ラフマニノフ 前奏曲&協奏曲」

個人的に、この大会で一番いいとこ無かったな、と思った選手。上半身の使い方などはさすがロシアクオリティですが、他の選手と比べると明らかに氷をざりざりと削る音が耳につく感じで、スケーティングそのものの調子がどうにも上がっていないご様子。SP,FSとも極端に静かな曲を選んできたので余計に不幸でしたかね。FSでは3A+3Tは決めたものの、そのほかの高得点のジャンプを相次いで失敗していて、まだまだプログラムに急いた感じが否めませんでした。ロシア大会までまだ時間ありますから、しっかり滑り込んできてネ。

・ショーン・ソーヤー(カナダ) 199.98(5位)

SP:「Another Brick in the Wall」 FS:「アマデウス」

ジェフリー・バトルの引退に寄せたコメントの中でも、バトル亡き後(死んでません)のカナダをしっかり盛り立てていこうという気概を見せていたソーヤーですが、このところずいぶんその気合がいい方向に作用しているようですね。2A+3Tの高難度のジャンプの直後に、すかさず180度開脚のスパイラルを披露したり、観客とジャッジ双方にしっかりアピールできるプログラムのおかげで、エンターテイナーとしてのチャクラがむんむん開いてる感じ。また今期から、GOEのプラス評価に関するガイドラインが詳しく整備され、そのガイドラインにしたがってジャッジも比較的躊躇なく+2や+3をつけることが出来るようになりました。今回ソーヤーが3Aを失敗しながらもパーソナルベストを更新できたことは、そうした背景があるからじゃないかと。GOE評価で点を上げてくるタイプの選手には、追い風になるかもです!

・ケヴィン・レイノルズ(カナダ) 204.89(4位)

SP:「アルメニアン・フォークミュージック」 FS:「Walpurgis Night」

唯一4回転をクリーンに成功させた選手なのですが、解説のサノ氏のお説のとおり、回転の速さで稼ぐジャンプなので、あまり迫力のある4回転じゃなかったのが残念。ただしSP、FSともに、クリーンに決めたのはトウループより難度の高いサルコウ。これはすごい。その他スケーティングも軽やかで、スピンも速い。難を言うならつなぎの踊りにもっと魅力がほしい。どうでもいいけど、あのでかい鼻の穴は、鼻づまりとは無縁そうでうらやましいナー・・・と。

・エヴァン・ライサチェク(アメリカ) 223.21(3位)

SP:「ボレロ」 FS:「ラプソディー・イン・ブルー」

試合に敗れはしたものの、「観客を惹き付け、魅せる」という点においては、間違いなくライサチェクが一番だったと思います。事実、演技構成点の76.30は自己ベストを更新して、全選手中トップの点数でした。おめでとうライサ、キミは試合に負けても自分には勝ったぞ。ん~~~~~~~かっこいい! 衣装以外は

 特にSPでは、みっつのスピンすべてレベル4でGOEも軒並み+1以上、ジャンプ以外の要素では抜群の安定感を誇っていました。後はFSの楽曲を表現しきるような小粋さというか洒脱さのようなものが漂えば完璧なんですが・・・間違いなく「あの衣装」が足かせになるとは思いますけども(笑)。がんばれライサ。

・ジョニー・ウィアー(アメリカ) 225.20(2位)

SP:「On the Wings of Time」 FS:「ノートルダム・ド・パリ」

衣装という観点では彼もまた注目の的ですが、FSのわりとノーマルな衣装に比べると、SPのやつの色使いは、ステンドグラスというかアールデコというか・・・初見の感想はなぜか「マーブルチョコっぽい」でした。ごめんよジョニー。

例年より若干早いシーズンインだったためか、ステップの最中などで時折ふらつく場面が見受けられたように思いますが、NHK杯までにはどんな演技になっているか。。。楽しみですね。スピンでは相変わらず手足のポジションを工夫して不可思議なシルエットを作るのがうまい。FSのラストのコンビネーションスピンではトラベリングをおかしてプラス評価をもらい損ねましたが、新たにキャッチフットレイバックのポジションを組み入れるなど、新規開拓への意欲を感じました。

バンビもとい小塚崇彦(日本) 226.18(1位)

SP:「Take Five」 FS:「ロミオとジュリエット」

ひゅ~~~~~~~~~バンビ~~~~~~!!(声援)

昨シーズンの世界選手権から、一気に20点以上スコアを上げての優勝です! 4回転や3A、3連続ジャンプなど大技にミスが出たものの、総体的には非常にバランスの取れたいい演技だったと思います。腕使いや視線の送り方などにまだぶっきらぼうな面があるものの、確実にジェントルなスケーターにグローイングしているとリアライズしました(なぜルー語を)。

技術は今のところ安定している、となればやはり課題は、上位選手に大きく引き離されている演技構成点ということになります。ウィアー・ライサチェクの2人が74点台、76点台をそれぞれ出しているのに比べ、小塚は以前に比べれば段違いに上がったとはいえ71点台。しかし、こればっかりは一朝一夕にはいかない。やっぱり衣装変えるとか衣装変えるとか衣装変えるとか(笑)、地道な努力の積み重ねがマストですね。しかし地道な努力は佐藤一門の最も得意とするところですし、なによりSPの結果が出た後の佐藤コーチの言葉が「これで調子に乗らないようにね」だそうですから、まぁ根っこがはえるくらい地に足がついていると思っていいでしょう。2戦目では、あのフランスの4回転男との対決が控えてますが、それまでに4回転の精度、上がってるといいですね。

、と、こんな感じで男子は終わりです。こんどは女子だ~~~~~~~~!!

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